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栄の地下街「セントラルパーク」がリニューアル 青果店や食品物販など充実

リニューアルした栄の地下街「セントラルパーク」。飲食に関する新規店で固めたゾーンがにぎわった

リニューアルした栄の地下街「セントラルパーク」。飲食に関する新規店で固めたゾーンがにぎわった

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 栄の地下街「セントラルパーク」(名古屋市中区錦3)が11月6日、リニューアルオープンした。

ファミリーや近隣住民の利用に焦点を当て青果店「カネ井青果」をオープン

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 初日からたくさんの来店客やメディアでにぎわった同地下街を見て、同社の野村和生社長は「久しぶりに朝からにぎわいを見せ、うれしい。期待が膨らむ」と笑顔を見せた。

 新規出店が10店舗、移転リニューアルが4店舗。既存店を移転させ、同地下街の中央辺りに、青果店や食品物販など飲食に関する新規店でゾーンを固めた。

 野村社長によると、全国的に見て地下街は、飲食店は好調、アパレルは難しい傾向にあるという。「セントラルパークも今回は飲食に関する店を充実。ファミリーや近隣住人に改めて焦点を当て、身近な存在になれるよう、スーパーや注目度の高いスイーツを扱う店舗構成にした」と話す。

 ドレッシングやパスタソースで知られる「ピエトロ」のスープ専門店「PIETRO A DAY SOUP SHOP & CAFE」は、同社のレトルトスープ商品やドレッシング、パスタソース、冷凍食品などの物販のほか、7席を設けるカフェスペースでスープメニューとデザート、ドリンクを販売する。チーズと蜂蜜好きのためのコンセプトカフェ「Cheeseとはちみつ」はドリアやパスタ、パンケーキなどを販売する。以上、東海エリア初出店。

 名古屋初出店の岐阜市中央卸売市場の青果仲卸が手掛ける八百屋「カネ井青果」には岐阜県産ブロッコリーや愛知県産カリフラワー、和歌山県ミカンなど野菜と果物が並び、開店直後から「いらっしゃいませ」と威勢のいい店員の声と来店客でにぎわった。

 ワインやチーズ、総菜、輸入菓子など国内外の食品を扱う「成城石井」、弁当や総菜、パンなどを販売する「デリカキッチン」、飲食スペースも設ける「ミスタードーナツ」が出店。

 鹿児島県の契約農家のサツマイモを使うスイーツ店「芋花恋」は、人気ナンバーワンの「蜜芋かりんとう」のほか、セントラルパーク店限定の「お芋の蜜ぷりん」なども販売。スイーツ店舗が入れ替わる常設のポップアップショップ「スイーツメイト」では現在、「東京カヌレ」「わらび餅本舗」(今月18日まで)が出店。今月19日~12月2日は「生どら焼き 七星」「和菓子 千寿庵」が出店する。

 そのほか、書店「くまざわ書店」、海外ブランド化粧品やヘアケア商品を扱う「VITA」が出店する。

 今秋にリニューアルした久屋大通公園北側ゾーンの下に位置する同地下街。老朽化した天井壁の改装や災害時に情報が入手できるモニターを設置し、これまでなかったエスカレーターの運用を開始した。「見た目や店舗などハード面だけでなく、地上と地下が連動して回遊できるようなまちづくりの観点や、安心安全で利便性の高い環境を整えた」(野村社長)。

 営業時間は、平日=10時~21時(飲食店は21時30分)、日曜・祝日=10時~20時(同、20時30分まで)。一部店舗は営業時間が異なる。

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