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東海テレビの人気ドラマ「リカ」が映画化 主演の高岡早紀さんが来名

東海テレビの人気ドラマ「リカ」が映画化。主演の高岡早紀さんが来名

東海テレビの人気ドラマ「リカ」が映画化。主演の高岡早紀さんが来名

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 映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」が6月18日から、センチュリーシネマ(名古屋市中区栄3)ほかで全国公開される。公開に先立ち、主演の高岡早紀さんが来名して会見を開いた。

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 原作は第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、累計65万部を突破した五十嵐貴久さんのサイコスリラー小説「リカ」シリーズ。2019年に高岡さん主演の連続ドラマとして東海テレビ(フジテレビ系全国ネット)で放送され、主人公・リカの「怖すぎる」性格、行動がツイッターでトレンド入りするなど話題となった。今年はエピソード0に当たるドラマ「リカ~リバース~」が3月~4月にテレビ放送され、2019年ドラマの最終回からの続編となる映画が公開となる。

 映画は原作小説ファンから高い人気を誇る「リターン」のストーリー。愛した人を手に入れるためなら手段を選ばない主人公・雨宮リカをドラマから高岡さんが続投。リカをおびき寄せるためにマッチングアプリでコンタクトを取り、怪しげな彼女の魅力に引かれていく刑事・奥山を市原隼人さん、奥山の婚約者でリカを追う刑事・青木を内田理央さん、青木の先輩で2人をサポートする刑事・梅本を佐々木希さんが演じる。監督はドラマに続き、松木創さんがメガホンを取った。

 高岡さんは「もともとはリカがこんなに視聴者から支持されるとは思わず、もっと嫌われるだろうと思っていた。嫌われることの面白さがあると演じていたが、思いの外キャラクターとして好かれるようになり、映画化につながった」と話す。

 「映画ではさらにパワーアップしたリカが見られる」と高岡さん。「台本を読んで人間離れしたリカのシーンに絶句したが、映画化でドラマよりもさらにパワーアップさせたい、ここまで皆に受け入れてもらった以上、エンターテインメント作品として完成させたいというスタッフの思いを聞き、納得できた。ドラマではリカの走る姿などが作品を盛り上げる面白い要素だったが、映画ではその上を行く。撮影は大変だったが頑張った」と笑顔で振り返る。

 リカの魅力を「ぶれない心。それに尽きる。何があっても自分の信じているものに対して、考えがぶれない。誰にも左右されることもなく、一本しっかり通っているので、強い」と話す高岡さん。猟奇性と純愛の二面性については「一歩踏み外すか、外さないかは、本当に大きな差。踏みとどまっていたらピュアになるが、踏み込んでしまうとサイコになってしまう。一歩手前までのリカは、すごくピュアでかわいらしい面がいっぱい詰まっている。リカのサイコな部分を忘れているわけではないが、手前のピュアな部分の魅力に皆が引き込まれる。それは男女共通して共感できる部分だと思う。ラインを跳び越えてしまうかもしれない瞬間は誰にでもあるはず。だから本当に怖い」と語る。

 最後に高岡さんは「原作の持つおどろおどろしさ、怖さを小説そのままに映像化すると、目を覆いたくなるものになってしまう。より共感できるポイントを増やし、エンターテインメントとして楽しめるような作品にするのも、映画やテレビの醍醐味(だいごみ)だと思う。多くの層の皆さんに楽しんでもらえる映画になったと思う」と映画館への来場を呼び掛けた。

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