1990年代に活躍した音楽バンド「フィッシュマンズ」のドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」の上映が7月16日、栄の映画館「センチュリーシネマ」(名古屋市中区栄3)で始まる。
1987(昭和62)年にボーカルの佐藤伸治さん、ドラムの茂木欣一さん、ギターの小嶋謙介さんら結成した「フィッシュマンズ」。レコード会社の移籍や、メンバーの脱退など波乱を経験。1999(平成11)年に佐藤さんが死去。これを機に活動を休止するが、唯一残ったメンバーの茂木さんは解散を選ばなかった。2005(平成17)年、茂木さんの呼び掛けでゲストボーカルに原田郁子さん、ハナレグミ、UAさんを迎え再始動した。
デビュー30周年を記念して作られた同作。墓石の前で佐藤さんの母と昔の写真アルバムをめくりながら思い出話に花を咲かせる場面で幕開け。過去と現在のライブ映像のほか、出会いとなった明治学院大学をやゆかりあるライブハウス、スタジオ、ジャケットのロケ地などを訪れ、在籍していたメンバーや関係するアーティストなどが佐藤さんやフィッシュマンズに対する思いを語るインタビューのほか、佐藤さんの母親が語る母親目線の佐藤さんの姿を話すインタビューをまとめる。172分。
7月9日から、東京「新宿バルト9」など関東圏、大阪「梅田ブルク7」などの関西圏を皮切りに全国公開される。