栄の商業施設「Maruei Galleria(マルエイ ガレリア)」(名古屋市中区栄3)3階に5月26日、14店舗が入る「レストラン&フードホール」がオープンした。
レアハンバーグに炊き立てのごはん、ごはんのお供などが付く「釜ハン タイチ定食」
3月末に「丸栄百貨店」跡地にオープンした同施設。1階には飲食店と食物販と、2階には無印良品が出店した。
今回、オープンする「レストラン&フードホール」は、飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」が初プロデュースする10店舗が集まるフードホール「GURUNAVI FOODHALL WYE(ぐるなびフードホール ワイ)」などが出店する。3階のコンセプトについて同施設支配人の海老根一行さんは「バリエーション豊かなフードコートをメインに、上質なレストランを併設したフロア。ショッピングセンターに併設する買い物客のための飲食の場ではなく、マルエイガレリアに食事を目的に来てもらえるような魅力的な店をそろえた。3階建ての低層階ならではの来店しやすさが武器」と話す。
「ぐるなびフードホール ワイ」は新業態7店を含む10店が出店する。「ぐるなび」イノベーション事業部 店舗開発事業グループ長の小田朋実さんは「『チャレンジ』『栄から元気に』『地場の店』がキーワード。食事をしながらワイワイ、ガヤガヤと楽しめる場所。オープンな造りとなっているためほかの店の盛り上がりも波及するほか、店を様子も見やすいので『次はこの店に行ってみよう』という楽しみにつがるのでは」と話す。
店内には「ライブカメラ」を設置し、リアルタイムで店の状況をウェブやサイネージで発信する。「混んでいるかどうかを感じるのはそれぞれ違うので、お客さまに判断してもらう」と小田さん。同ホール各店の席数は約30席。
ハンバーグを定食スタイルで提供する「釜炊きごはんとハンバーグ タイチ食堂」は、レア状態で提供し注文客の好みの加減で焼き上げるハンバーグに、炊き立てのごはん(1合)、めんたいこなどのごはんのお供(月替わり)などを付ける。サーモン専門店「サーモンホリック」はフレンチシェフが監修するサーモン料理のバル。アフタヌーンティーセットに見立てたサーモンマカロンなどを盛り付けた前菜「サーモンオードブル」や、具材が異なる7種類のカリフォルニアロールなどを提供する。
「那古野パスタ」は、地元のブランド卵「尾張たまご」と小麦粉「きぬあかり」を使うパスタ店で、具材を混ぜ合わせ、だしをかけて食べる「薬味釜玉」などを提供する。「元祖博多蒸し手羽 TEBASTA」の看板メニューの油を使わない「蒸し手羽」は「リッチトリュフ」「5種のスパイスカレー」などさまざまな味付けで提供する。「Aloha nui loa」は、その場で具材やソース、サイズを選んで作れる「poke」や沖縄産フルーツを使うデザートなどを用意するハワイアングルメの店。
「ぐるなびフードホール ワイ」以外は4店が出店する。オールドボトルのウイスキーが1杯500円~(チャージ無料)で手軽に楽しめる京都発バー「お酒の美術館」では、ハイボールに合うというオリジナルブレンドのたるウイスキー「丸栄」も用意。焼き肉店「叙々苑」、「自分で完成させるプリン」を販売するカフェ「しょうゆきゃふぇ」、ガレットとシードルの専門店が並ぶ。
営業時間は11時~23時(一部店舗は異なる)。