「名古屋城シンポジウム」が1月28日、中区役所ホール(名古屋市中区栄4)で開催される。
名古屋城総合事務所の吉田祐治さんは「徳川家康を題材にした大河ドラマ放映という絶好のタイミングを生かし、家康が築城した名古屋城の魅力を発信していきたいとの思いから企画した」と話す。
当日は、講談師の旭堂鱗林さんが数年前に作ったという講談「名古屋城築城物語」の披露に始まり、静岡大学名誉教授の小和田哲男さんによる講演「名古屋城は、徳川家康が築いた究極の城」、このほか、小和田さん、「お城好きラジオDJ」のクリス・グレンさん、「城郭ライター」の萩原さち子さんがパネリストとして登壇し、「これまでの名古屋城、これからの名古屋城」をテーマに対談するパネルディスカッションを行う。
「笑いながら気軽に名古屋城の歴史が学べる講談を組み込んだ。幅広い層に参加してほしい。大河ドラマの時代考証を担当している小和田さんから貴重なお話が聞けると思う。城好き、詳しい人、専門家が登壇するパネルディスカッションは、登壇者から見る名古屋城の魅力や、木造天守復元や二之丸庭園の整備、博物館構想などのプロジェクトを控えるこれからの名古屋城に期待することなども聞いていきたいと考えている」と吉田さん。
「天下の名城と言われる名古屋城のどこがすごいのか、どのような魅力があるのかを、分かりやすくお伝えできる機会になるのでは。名古屋城は名古屋のまちのルーツでもあるので地元の皆さまにも参加してほしい」と呼びかける。
会場には大河ドラマ・観光PRコーナーを設置するほか、「金シャチ募金」も呼びかける。当日2,000円以上を募金した人を対象に木曽ヒノキで作った「ひのき製御城印」(200枚限定)を進呈する。
開催時間は10時30分~13時。入場無料。定員は先着450人。