栄の地下街「サカエチカ」(名古屋市中区栄3)の「クリスタル広場」が新たな名称に変わったことを記念して現在、「#栄でつながろうキャンペーン」が展開されている。
5年契約で新名称「大同特殊鋼 Phenix(フェニックス)スクエア」になった広場
6月1日に、大同特殊鋼のネーミングライツ(命名権)により5年契約で、新名称「大同特殊鋼 Phenix(フェニックス)スクエア」を用いることになった同広場。以前は同広場に噴水も付いたクリスタルのオブジェがあり、待ち合わせスポットとしても親しまれてきた。2019年11月の開業50周年に合わせた同地下街のリニューアル後は、広場は柱にサイネージを設置するほかイベントなどにも使いやすくした。
大同特殊鋼のハンドボール部のチーム名でもある「Phenix」を新名称に付けたことについて、大同特殊鋼の浦田悠司さんは「栄の街が外出なども控えめだったコロナ禍から復活するイメージを、未来、希望の象徴でもあるフェニックスに重ねた。サカエチカと一緒に頑張ろうという気持ち」と説明する。
キャンペーンは、参加者にツイッターで「栄の好きなところ」を投稿してもらうプレゼントキャンペーンで、キャンペーンアカウントをフォローの上、ハッシュタグ「#栄でつながろう」「#大同特殊鋼Phenixスクエア」と、メンション「@phenixsquare_cp」を付けて投稿すると応募できる。キャンペーンアカウント上で投稿しやすいように定型文も用意。応募者の中から抽選で200人に、同地下街で使える商品券5,000円分を進呈する。キャンペーン事務局の浅野稔彦さんは「名称を扱う参加型の企画で広く新名称を知ってもらえるのでは。一緒になって栄を盛り上げてほしい」と話す。
「栄でつながろう」には、「待ち合わせの場所、交流する場所、名称も代わり時代もつなぐ」(浅野さん)、「店舗が並ぶ通りをつなぐ広場で店同士をつなぐ」(サカエチカマチの浜岡弥生さん)といった思いを込めた。
現在、投稿には「家族で一日過ごせる街」「いろいろな人と待ち合わせた思い出の場所」「栄だけで用事が済む」などが上がり、地下街のほか、地上の店舗や公園などに対する投稿が250ほど集まっている。「ハッシュタグでほかの人の投稿を見ても楽しいのでは」と浜岡さん。「広場にはビジョンも付き、これまでと変わらず情報発信や、イベントなどにぎわい創出で栄の魅力を届けていきたい」とも。
西通路の一角には、ハンドボール部「Phenix」のあゆみや選手が身につけたユニホームを展示するコーナーも設けた。7月30日まで。
キャンペーンの応募期間は6月30日23時59分まで。