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栄の森の地下街にURが情報交流施設「まちのたね」 沼津市のPRで幕開け

「まちのたね」出展の記録として沼津シールを貼った日本地図を囲んで笑顔を見せるUR都市機構理事長の中島正弘さんや頼重秀一沼津市長ら

「まちのたね」出展の記録として沼津シールを貼った日本地図を囲んで笑顔を見せるUR都市機構理事長の中島正弘さんや頼重秀一沼津市長ら

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 地域の魅力や情報発信を目的にした情報交流施設「まちのたね」(名古屋市中区栄3)が9月1日、栄の「森の地下街」にオープンした。

沼津市出店中の「まちのたね」で販売する産品の「寿太郎みかん」を使った菓子などが並ぶ

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 UR都市機構が都市再生事業の一つ「URふるさと応援プロジェクト」の一環として設置した同施設。全国の自治体が特産品販売や観光など情報発信できる都心部の常設型施設で、主に地域経済の活性化支援が目的。同法人初めての取り組みとして実験的にスタートするという。施設内や通り面に設置する大型モニターや、パネルなどを掲示できるレールなどを設置する。

 同法人理事長の中島正弘さんは「全国の市町の街づくり、にぎわいづくりをお手伝いする施設。都心部に出店することで情報を発信したり、逆に受け取ったりして、街の課題解決の「たね」を見つけてもらえれば。職員の勉強も兼ね、地方のニーズにどう応えられるか実験していく」と話す。

 初日から今月7日までは静岡県沼津市が出展。干物やクラフトビール、菓子、日本茶などの物販や、沼津の個性と魅力を表現した「ぬまづの宝100選」から深海魚、西浦ミカン、「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地などをパネルで紹介する。

 会場に駆け付けた頼重秀一沼津市長は「沼津はおいしい物の宝庫」とし、自身の腹部を触って「このメタボ体質も沼津のなせる技」と沼津をアピールした。「さまざま自治体から魅力と個性が発信され、それぞれの活性化につながることを願う」とも。出展時間は10時~19時(7日は15時まで)。中島さんは「自治体側には、仮説に基づいた企画内容を試し利用者の反応を見て次につなげるなど、この場を生かしてほしい。来場した人はおいしい物、珍しい物を楽しんでほしい」と呼びかける。

 当面は同法人とつながりがある自治体が出展。8日~15日には岐阜県中津川市が出展し、愛知県美浜町、津島市、三重県桑名市などが続く。

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