「愛する小倉トーストの日」制定を記念したイベント「第1回小倉トーストまつり」が9月10日、「スペース七番」(名古屋市中区錦2)で開催された。主催は「小倉トースト普及委員会」。
9月10日を「小倉トーストの日」に制定し認定を受けるため、今年3月に活動を始めた同委員会。4月29日から6月30日には、小倉トーストを提供する喫茶店、カフェ、団体を募り「小倉トーストスタンプラリー」を開催した。参加者が対象店舗で小倉トーストを食べてスタンプを集める内容で、約2カ月間で1万395食の小倉トーストを販売。同委員会の阿部充朗さんは「スタンプラリー達成者の皆さんは、年齢もさまざまだった。改めて小倉トーストをはじめとする喫茶店文化が東海圏の人に愛されていると実感した」と笑顔を見せる。
スタンプラリー期間中の売り上げの一部を記念日登録費用に充て、7月、「日本記念日協会」に「愛する小倉トーストの日」を登録。9月10日が記念日に認定された。
今回のイベントでは、「いろいろな角度から小倉トーストを楽しむ」をコンセプトに、グッズ販売やワークショップ、検定などを行った。キッチンブースではスタンプラリーに参加した7店舗と同委員会会長の高野仁美さんが立ち上げた「喫茶はじまり」(名古屋市北区)のあんこをトッピングした「あんこ食べ比べトースト」を提供した。
多くの人が訪れる様子を前に笑みを浮かべる阿部さんは、「愛する小倉トーストの日をきっかけに、もっと東海圏の喫茶店文化が盛り上がるように活動していきたい」と意気込んだ。