「アートな工場祭」が9月17日、古紙リサイクル会社「エス・エヌ・テー」(名古屋市中区三の丸1)工場内で開催される。
2021年から開催し、今年で3回目。企画・運営は同社のインターンシップ事業「Spread Circulation SNT」に参加する学生が担当する。同社取締役の篠田朋香さんは「若い世代に古紙リサイクルについて知ってもらい、新たな価値をつくる『アップサイクル』を考える機会をつくりたいと事業を始めた。毎年、愛知県内の芸術大学をはじめ、語学、メディアなどを専攻する学生や、環境問題に関心のある学生が参加し、インターンシップの集大成としてイベントを企画してもらっている」と話す。
同イベントでは「五感でつながる」をコンセプトに、愛知県内で新規事業やアップサイクルに取り組む企業のブースが出店。「運河のほとりでつながるマルシェ」では、ワークショップやボードゲームを体験できるほか、ドリンクやアクセサリーなどを販売する。
小学生から高校生で構成される名古屋青少年ビッグバンド「Free Hills Jazz Orchestra」が、11時と14時に演奏を披露する。そのほか、学生によるパフォーマンスやライブアート、映像作品上映などを展開する。
篠田さんは「学生と愛知県の企業、アートがつながる場として企画した。訪れた人にとって、何かを感じ考える機会となれば」と笑顔を見せる。
開催時間は11時~17時。入場無料。