ウイスキーのイベント「Anytime Whisky」が11月18日・19日、「サカエヒロバス」(名古屋市中区栄3)で開かれる。
ウイスキーの試飲を楽しむ2022年開催の「Anytime Whisky」の様子
同イベントは、緊急事態宣言発令などにより3度の自粛・延期を乗り越え2022年7月に初開催し、今回が2回目。同イベント企画者でウイスキー愛好家の佐々木シュウジさんが、コロナ禍でダメージを受けたバーをはじめとした飲食店、酒販店、メーカー、商社、インポーターといったウイスキーの商流にある全ての人を、ウイスキーを飲むことで元気付けたいという思いで企画したという。
期間中は、日本の大手メーカーから新興蒸留所、人気蒸留所など、38ブースに44の企業や個人が出店。700種類以上のウイスキーが集まる予定。
参加者は専用の容器で試飲する。前売り券には瀬戸焼のフェスグラスが付く。「ウイスキーのテイスティンググラスと言えばガラス製だが、コロナ禍で飲食店が営業できなかったことで食器などの発注が減っている状況を知り、瀬戸でフェス用グラスの製造をお願いすることで地域支援につながると考えた」(佐々木さん)という。
佐々木さんはウイスキーの魅力について「多種多様な味わいや香りがある。味わいだけ取っても、大麦に由来する味わいのモルティー、白桃、黄桃の缶詰、ミカン、青リンゴ、干しぶどうといった果物、クルミやアーモンドなどのナッツ、ミントなどのハーブ、ハッカのようなケミカルな味わい、硫黄、おがくず、雑巾、シャンプー、煙、香水など多種多様」と説明。「ほかのお酒では考えられないほどの幅広さで、ウイスキーを楽しむ中で外せないポイント」とも。
「ウイスキーどら焼き」や、コーヒーを使ったウイスキーカクテルなどを提供する、試飲以外のブースも出店。曲の最初の2フレーズだけを歌う「ウイスキーが、お好きでしょ」選手権も開催し、参加者にはウイスキーをはじめとした賞品を進呈する。参加はウェブの専用フォームで受け付ける。
「自分の好きな味わい探しができるチャンス。初心者の方は、好きなウイスキーがあれば例に挙げ、同系列を出店者に聞けば案内してくれる。『フレッシュなフルーツのような感じ』『濃くて甘みの強いもの』など好きな香りや味わいをイメージするキーワードを伝えると薦めてくれる」と佐々木さん。
開催時間は11時~18時(最終入場は17時30分)。チケットは前売り券=3,000円(フェスグラス付き)、当日券=4,000円。前売り券はチケットぴあや協力するバーで扱う。