南大津通の栄~上前津間と南伊勢町通(名古屋市中区栄3~大須3)で現在、「栄ミナミ・大須 ウインターイルミネーション」が展開されている。
商業施設のガラス面への映り込みもきれいな南大津通のウインターイルミネーション
今年から「シャンパンゴールド」に一新した同イルミネーション。約30万球のLEDライトを使い、栄エリアにある、名古屋栄三越や松坂屋名古屋店、名古屋パルコなど商業施設が並ぶ栄エリアから大須商店街に近い上前津交差点までの街路樹、南伊勢町通りの街路灯をゴールドに彩る。主催は商店街組合などで構成する南大津通活性化協議会。
南大津通商店街振興組合理事長の藤井一彦さんによると、1993年度に「サンピア ツリーライト」の名称で栄~矢場町交差点間の南大津通を、オレンジ色の電球色の豆電球で装飾したのが同エリアのイルミネーション事業の始まりという。1999年度は上前津まで区画を延長、翌年度は「大津通ストリートイルミネーション」に名称を変更した。
「東京の丸の内や表参道、目黒などに視察に行った中で、六本木のけやき坂で見てきれいだった白と青の2色のイルミネーション」(藤井さん)を参考に2006年度、白と青のLED球に一新。2009年度は南伊勢町通にも範囲を広げ、2013年度に現在の名称へ変更した。「おしゃれできれいだった」(同)という目黒川沿いで見た青一色のイルミネーションを参考にし、2017年度からは青色一色のLED球に一新し、昨年度まで続けた。コロナ禍で行った2020年度・2021年度は、医療従事者に「青色」で感謝の気持ちを伝える行い「MAKE IT BLUE」に合わせ「青のエール」をテーマに据えた。
「シャンパンゴールド」のイルミネーションは今月17日から点灯を始めた。藤井さんは「今年は新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行になりコロナ禍を乗り越えた。クールでおしゃれなイメージの青色から、今年は明るく栄らしいあでやかなイメージでシャンパンゴールドにした。照度が高いライトで明るく、ケヤキの木が青のイルミネーションの時より大きく見える」と話す。
通り沿いの店舗にも好評という。街を歩いて楽しむことを栄の街づくりのテーマに据えて、歩行者天国のイベントなども行っている。「明るく照らされた通りを歩いて楽しんでほしい」と藤井さん。これから落葉が進むとライトが見えるようになり「さらに明るくなるのでは」とも。
点灯時間は日没~24時ごろ。来年2月25日まで。