名古屋グランパスが3月12日、令和6年能登半島地震の被災地への義援金を日本赤十字社に贈呈した。
グランパスは、ホームタウン各所やスタジアムで被災地支援のための「グランパスくんファミリー募金」を実施。名古屋市内では2月にサカエチカ、大須商店街で行い、選手、マスコット、スタッフ、ボランティアらが募金を呼びかけた。選手会、社員などからの義援金も合わせ、募金総額は92万8,934万円となった。
この日は、名古屋グランパス小西工己社長、選手会副会長の永井謙佑選手、マスコットのグランパスくんが日本赤十字愛知県支部(名古屋市東区白壁1)を訪問。事務局付部長の首藤知恵子さんに義援金を手渡した。
首藤さんは「力を頂いたと思う。被災地の皆さんに全額送りたい」と感謝の言葉を述べた。小西社長は「少しでも役に立つことができれば、スポーツクラブとしての本望。鹿島アントラーズ戦、FC町田ゼルビア戦では、スタジアムでも多くのグランパスファミリーの皆さんに募金していただいた。多くの人が集う所で募金活動ができることは、非常にうれしいこと。サッカーでも、明るい話題が届けられるように頑張りたい」と話した。
永井選手は「心も体も苦しんでいる方がたくさんいると思うので、少しでも力になれれば。Jリーグは日本全国の皆さんとつながっているので、こういう時に協力していけたら良くなっていく。東日本大震災、コロナ禍でも思ったが、普通にサッカーができていることは、当たり前ではない。常に感謝しながら、ひたむきに戦っていかなければと感じている。みんなで頑張って勇気と感動を与えたい」と思いを語った。