「黄金のライオン像」が出迎える「三越 黄金展」が3月20日、名古屋栄三越(名古屋市中区栄3)4階で始まった。
名古屋栄三越の「三越 黄金展」最高額商品の1億3,200万円「純金 風炉・茶釜セット」
毎年3月に開催される恒例イベント。会場には約300点、総額約10億円の金製品などが並ぶ。今年の干支(えと)にちんなんだ竜をモチーフにした金工芸職人の作品のほか、十二支に当てられる動物やフクロウ、カメ、カエル、招き猫をモチーフにした作品、仏像や仏具など。
同展に出品する最高額商品は「純金 風炉・茶釜セット」(3900グラム、1億3,200万円)で、「風炉 8号」(3200グラム、1億780万円)と「茶釜 4.5号」(700グラム、2,420万円)。ライオン像・「三越」の創業350周年ロゴ・シャチホコの絵柄の「三越創業350周年記念純金小判3枚セット」(1枚10グラム、3枚、82万5,000円)や、真ちゅうと金箔(きんぱく)で作られた富士山、銀でできたサクラとモミジの木、純金の松の木の周りを純金の機関車が走る「回遊機関車」(580グラム、3,410万円)など。
入り口を飾る「黄金のライオン像」は、三越のシンボルの青銅のライオン像に約3000枚の金箔を使い、仕上げた。名古屋栄三越は昨年9月から年末に、「三越」の創業350周年記念企画の一環で、三越伊勢丹グループが保管し「眠っていた」ライオン像を使い、触れたりまたがったりして記念撮影できる「もう一頭」のライオン像を設置した。「黄金のライオン像」は同ライオン像を使ったもので、同店のみ展示する。全長約2メートル。
同店広報担当者は「恒例イベントだが入りづらいと思っている方にも、黄金のライオン像をきっかけに黄金展を見に来てもらえれば」と話す。
営業時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月26日まで。