
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の展示イベントが9月6日、NHK名古屋放送センタービル(名古屋市東区東桜1)1階で始まった。
江戸の出版文化をけん引した蔦屋重三郎(=蔦重)の人生を描く同ドラマの魅力を衣装や出演者のサイン色紙などの展示を通じて伝える。全国巡回イベントで同会場は26会場目。
名古屋放送局広報担当者の堀拓真さんは「小芝風花さん演じる遊女『花の井』の衣装は必見。きれいな衣装は番組ファンの方でなくても楽しめるのでは」と話す。このほか、オフショットなどのメイキング写真、「黄表紙」「身請け証文」など撮影小道具の展示、綾瀬はるかさん演じる「九郎助稲荷(くろすけいなり)」のフォトスポット、来場者が出演者や番組などに宛てたメッセージを書いてつるす「メッセージツリー」を設置。ボタンを押すとセリフが流れるコンテンツも用意する。
サイン色紙は蔦重役の横浜流星さんや平賀源内役の安田顕さんなどの物を展示。「中には役柄にちなんだコメントが書き添えられたサイン色紙もあるのでじっくり見てほしい」と堀さん。会場に設置するモニターでは蔦重の人物の魅力や見どころを紹介する横浜流星さんのメッセージ映像を流す。
蔦重たちが火事で炎に包まれるドラマのワンシーンを例に取り、CGで炎や煙、火の粉や熱のゆらぎなどを加えて作る映像制作技術をバナーと映像で紹介する。堀さんは「『あのシーンはこうやって作られているんだ』と製作の裏側を知ってもらえるのでは」と話す。
「ドラマは後半戦。あらすじや登場人物を紹介した番組紹介パネルもあるので、ファンはもちろん、これから『べらぼう』を見たいという人も見に来てほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~17時。入場無料。9月15日まで。