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錦二丁目で「みちにわマルシェ2025」 街を貫く車道をにぎわいと未来創造の場に

「みちにわマルシェ2025」のポスターを持ち笑顔を見せる白石恭一さん(左)ら

「みちにわマルシェ2025」のポスターを持ち笑顔を見せる白石恭一さん(左)ら

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 マーケットイベント「みちにわマルシェ2025」が10月25日、長島町通(名古屋市中区錦2)で開催される。主催は「錦二丁目エリアマネジメント」と錦二丁目まちづくり協議会。

海道建太さんが手がけたメインビジュアル

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 「『みち』を『にわ』に」をコンセプトに、今年で6回目の開催。長島町通の1区画を歩行者天国とし、飲食店を中心に地元企業や団体など約40店舗が出店する。

 昨年は長島町通リニューアル整備に向けた社会実験期間中に開催するなど、毎回さまざまな社会実験と絡めて開催している。企画担当の錦二丁目エリアマネジメント・白石恭一さんは「一度として同じ内容にはならないのが『みちにわ』の面白さ」と話す。錦二丁目には公園や公民館といった人が集まり交流できる空間がなく、「車道を街の人たちにとってのにぎわいの場とすることを目指してきた」という。

 メインビジュアルは名古屋出身のアーティスト・海道建太さんが手がける。南北に貫く長島町通にさまざまな人が集まりにぎわう様子を描く。

 「今回は原点に回帰して、職住混合の街にふさわしい、楽しく、心地よい空間づくりにこだわった。出店者数は過去最多」と白石さん。地域住民だけでなくマーケットイベントファン層にも目を向け、関係人口の創出を目指す。

 当日は、長島町通沿いに位置する「オリマチ錦」(中区)2階の「スペース七番」で、ZINEやアート作品の展示・販売を行うイベント「偏愛寄合」も開催される。長島町通の東側を通る長者町通では「国際芸術祭あいち2025」の関連企画として、アートイベントやタイの楽団によるストリートパフォーマンスが予定されている。

 白石さんは「錦二丁目は働く街から、過ごす街、暮らす街へと少しずつ変化している。そんなこのエリアが、これからどうなっていったら楽しいのか。いつもは車が主権を握る道路で自由に過ごすことが、街の少し先の未来を考えるきっかけとなればうれしい」と笑顔を見せる。

 開催時間は11時~17時。長島町通の通行止め時間は9時~18時。

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