大衆すし居酒屋「鮨(すし) 酒 肴(さかな) 杉玉 栄」(名古屋市中区栄3)が12月1日、プリンセスガーデンホテル栄1階にオープンする。東海地区初出店となる。
同店は、回転すし「スシロー」を運営するFOOD & LIFE COMPANIESの関連会社「FOOD & LIFE INNOVATIONS」(東京都千代田区)が展開。兵庫県西宮市に1号店を構え、現在は国内外で105店舗(2025年10月時点)を運営する。奥本哲士社長は「仕入れ力を生かし、リーズナブルに提供する大衆すし居酒屋。すしは日本酒と相性が良い。『杉玉』のすしや料理を日本酒と一緒に楽しんでほしい」と話す。
栄店は、名古屋で飲食店を展開する会社「CREAF」(中区)によるフランチャイズ店舗。席数は、カウンター=11席、テーブル=52席。
主力のすしは、マグロやハマチなど定番ネタの「王道寿司(すし)」と、一工夫加えたオリジナルメニューの「極み寿司」の2カテゴリーを展開。「極み寿司」では、通常の約2倍の重量という厚切りネタを使った「思わず写真を撮りたくなる、厚切り6貫」(2,123円)、低温調理で飲めるほどのやわらかさという「杉玉と言えば、飲めるサーモン」(286円)、塩うにをのせたイカとシャリの間にのりわさびを忍ばせた「塩雲丹(うに)とイカ、そして大葉。」(429円)などをそろえる。「メニュー名や写真や見た目にも楽しさを持たせた」と奥本さん。ネタはスシローとほぼ同じもの、シャリには黒酢とバルサミコ酢のブレンドした酢を使い、酒に合うという。
一品料理は、店舗ロゴマークをモチーフに、球体のポテトサラダにアオサや干しえびの粉末「杉粉」をまぶした「杉玉ポテトサラダ」(539円)や、ベビーホタテや赤貝のひも、糸かつお、アオサを使い、開発に1年以上を費やしたという「メニュー開発に1年以上もかかってしまった、杉玉のアヒージョ」(539円)など。天ぷらや麺類、デザートもそろえる。
日本酒は、各地の地酒を常時10種類以上そろえ、半合から提供するほか、かんきつが香る「寿司屋のサワー」、濃い緑茶を使う「寿司屋の緑茶ハイ」(以上、209円)などオリジナルドリンクもそろえる。
「CREAF」の飯塚英記社長は「このエリアは若い層から年配者まで幅広い客層が行き交う場所。メニューは間違いないので、提供時間や接客といったサービス面を磨き、喜んでもらえる店にしたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時30分。月曜定休(12月8日以降)。