大阪を拠点として活動する演奏団体「大阪コレギウム・ムジクム」(大阪市)は3月31日、名古屋しらかわホール(名古屋市中区栄2)で合唱公演「大阪コレギウム・ムジクム現代音楽シリーズ Vol.16」を行う。同団体の名古屋での公演は初めて。
同団体は、1975年に大阪音楽大学卒業の同団体常任指揮者の当間修一さんが主宰して創設され、楽器楽奏者で構成される「シンフォニア・コレギウム OSAKA」や合唱団「大阪コレギウム・ムジクム合唱団」などで構成される。合唱団は、大学生から60代までの幅広い年齢層の約70人が参加しているもの。
合唱が主となる同公演は、合唱団メンバーが舞台を降りて会場内のバルコニーや通路などで歌うシアターピースが特徴のひとつで、ブロック分けされたグループが異なる種類の歌を歌ってひとつの音楽を作りあげるスタイルが特徴。「いろいろな民族が同じこの世界に共存していることを、いろいろな歌を、この場で合わせてひとつの音楽をつくることで表現している」(同合唱団の小野さん)という。
名古屋公演のきっかけについて「代表(当間さん)が名古屋大学の学生合唱団(医学部合唱団)を指導するため、名古屋を訪れるたびに名古屋に魅力を感じるようになったことが今回の公演実現の要因。名古屋は今、どこよりも元気で魅力的な街だと思い、ここで自分たちの演奏を受け止めてもらいたい」と話している。「どの客席で聴いても同じ音の響き方をする名古屋しらかわホールにも惹かれ、ここで公演を行ってみたいという思いもあった」とも。
開演は17時。チケット料金は、S席5,000円、A席4,000円、B席3,000円、学生2,000円、高校生以下1,000円。チケットぴあ、しらかわホールチケットセンターなどで発売中。