名古屋ファッション専門学校(名古屋市中区新栄)の生徒によるファッションショー「NSC collection 07 -SOW(種をまく)-」が7月13日、名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3、TEL 052-971-8546)で開催された。
ショーの開催は今回が初めて。テーマの「SOW」には、「この初舞台を次のクリエーターに根強く受け継いでもらい、その種が芽を出し花が咲く日まで、今コレクションを進化させてほしい」(同専門学校)という思いが込められているという。
会場は、地上90メートルに位置する同塔内のスカイデッキで、名古屋の夜景をバックに生徒が個々に企画した28ブランド61作品を、ファッションショー形式で発表。ペイントや写真を使った手作りのブランドネームボードを手にしたモデルが、スカイデッキ内を歩き、音楽に合わせてポーズをとるなどの演出も。窓際には各ブランドの作品ファイルが並べられ、作品の写真やパターン、デザイン画などがまとめられている。
観客には、生徒の父兄のほか、ファッションデザイナー、パタンナー、アパレル会社などファッション関係者を招待した。ショー終了後には、ファッション関係者と直接アドバイスや意見などを受けるため、学生との歓談タイムも設けられ、作品ファイルを手に自分の作品を説明する姿などが見られた。
同専門学校生徒は同ショーについて、「いろんな人に見てもらい、評価もしてもらえることがとてもうれしい。ショーを実現させてくれた関係者の方に感謝している」という。