「コメ兵」が無料ロンドンバス運行-週末は名駅、栄にバス停設置

大須観音で安全祈願と出発式を行ったコメ兵のロンドンバス

大須観音で安全祈願と出発式を行ったコメ兵のロンドンバス

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 リサイクルショップ「コメ兵」(本社=名古屋市中区大須3)は、創業60周年記念事業の一環で、「コメ兵」のロゴやオリジナルキャラクターなどがデザインされたラッピングバスを中区内で走らせることを決め、11月30日、大須観音で出発式と安全祈願のセレモニーが開催された。

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 「コメくんヒョウちゃんのロンドンバス」と名付けられた同バスは、40年前まで実際にロンドン市内を走っていた2階建てのロンドンバス。レトロな雰囲気の当時の面影が残る車内は、1階=28人、2階=36人の乗客が座ることができる。

 バスは12月1日~12月28日の約1カ月間、名古屋市内を走行。土曜、日曜には、名古屋駅、栄、大須に臨時のバス停を設置し、無料でバスに乗ることができる。各停留所は、名駅=ミッドランドスクエア南側、栄=三越北側、松坂屋東側、大須=コメ兵前に設置される。ルートは名駅~大須と、栄~大須の2ルート。運行時間は10時30分~12時、13時~19時の計8時間。

 セレモニー当日、同社の石原社長は「60年前、まだ戦後の焼け跡が残る大須の街に約5坪の古着店をオープンして以来、『日本一元気な商店街』と言われる大須商店街の集客力に支えられ、今では各店の総面積を合わせて約2,550坪にまで拡大することができた」とし、「バスに乗って、より多くの人に大須商店街に来てもらいたい。今回の企画で、さらなる活性化の一端を担うことができれば」とあいさつした。

 60年間大須の街を見続けてきた石原社長は大須について、「60年前はとても活気のある街だったが、35年~40年前は衰退していた。そんな折、今から30年前に第1回目の『大須大道町人祭』を開催したのを期に、また、大須の街は成長してきた。その中でコメ兵も同じように成長してくることができた。来年からは70周年を目指して、商店街の皆さんとさらなる発展を目指して取り組んでいきたい」と話している。

 大須商店街連盟の小野会長も「大須商店街としても今回の企画に大変期待をしている」とエールを送った。テープカット終了後、招待された幼稚園児らがバスに乗り込み、園児たちの大きな歓声の中、バスはゆっくりと大須観音前を出発した。

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