イラストレーター・谷口広樹さんと溝渕美穂さんが二人展「たにぶち園芸」

谷口広樹さんと溝渕美穂さんの二人展「たにぶち園芸」。合作作品の一部。

谷口広樹さんと溝渕美穂さんの二人展「たにぶち園芸」。合作作品の一部。

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 イラストレーターの谷口広樹さんと溝渕美穂さんの二人展「たにぶち園芸」が、スペースプリズム・デザイナーズギャラリー(名古屋市東区東桜1、TEL 052-953-1839)で開催されている。

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 谷口さんは、1983年に日本グラフィック展のグランプリを受賞。原研哉さんデザインの長野オリンピックの開会式・閉会式のプログラムやカレンダーなどのイラストを担当するなどの経歴を持つ。イラストレーションを盛り上げ、引っ張ってきた人物の一人で、現在は東京工芸大学教授を務める。

 溝渕さんは谷口さんのイラストレーションのファン。「学生のころ、谷口さんの絵を見て自分も絵を描いてみたいと、この道に進むきっかけにもなった人」(溝渕さん)で、ずっと憧れを持っていたという。1991年に同ギャラリーで谷口さんの個展が行われ、そのパーティーで初めて出会った。以来、谷口さんの個展などには顔を出したりと徐々に親交を深め、一緒に飲みに行った席で、「いつか一緒に展示をやろうという話を冗談交じりにしていた」という。今回はそれが実現し、「夢のよう」(同)とも。

 「園芸屋さんを2人で開くイメージ」という同展は、花、茎、種、葉など植物をモチーフにした作品で、淡く色とりどりの作品が並ぶ。展示作品の中には合作作品が5点あり、溝渕さんが「半分の気分で」作品を作り、続きを谷口さんが描いた。「描きながら、この辺りに絵を描き足してしてくれたらいいな、どんな絵を描いてくるのだろう??などと期待しながら進めた。仕上がりを見て驚かされ、さすがだと思った」と振り返る。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。今月18日まで。

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