テレピアホール(名古屋市東区東桜1)で7月2日、映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」の舞台あさいつと試写会が行われた。舞台あさいつには、神山征二郎監督、主演の渡辺大さん、石坂浩二さん、原田佳奈さん、MCで三波豊和さんが参加した。
同作の舞台は65年前の太平洋戦争の時代で、野球を愛した若者たちの実話を映画化したもの。野球は敵国アメリカの国技であることから禁じられ、若者たちは戦争に行かなければならない。二度と帰れないかもしれない若者たちの最後の試合で、今でも語り継がれる伝説のゲームだという。
会場には年配の慶応と早稲田のOBが多く訪れた。同作に出演し、舞台あいさつの進行を務めた三波さんが参加客に、慶応・早稲田のどちらのOBかを尋ね、挙手を促し「お!慶応がややリードですね」と笑いを誘った。
神山監督は「2008年夏にすべての人に見てもらいたいと思ってつくった作品。自分の持っている技術を精一杯出した。この映画で、いかに平和が大切かということを現代社会に伝えたい」と話した。石坂さんは「友人とこの作品を見た際、映画が終わっても電気をつけるな!という声が多かった。この映画はエンドロールが長めなので、みなさんその間に涙をふいてください」と観客を和ませた。
同作は、109シネマズ名古屋(中村区平池町4)、伏見ミリオン座(中区栄1)などで8月23日より公開予定。