ソファ専門店で地元アーティストの作品を初展示-ZIP-FMとコラボで

自身の作品の前で「NOyes」のソファに座る吉岡さゆりさん

自身の作品の前で「NOyes」のソファに座る吉岡さゆりさん

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 ソファ専門店「NOyes(ノイエス)」(名古屋市東区泉1、TEL 0120-351-780)は2月6日より、地元FM局「ZIP-FM」と共同でイベント企画「NOyes meets Sprouts」を開催している。

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 イベントでは、ノイエスショールームの壁面を利用し、ZIP-FMの地元アーティスト発掘プロジェクト「Sprouts(スプラウツ)」に登録している画家・吉岡さゆりさんの作品を展示。同店でのギャラリー展開は今回が初めて。

 2003年4月にソファ専門のSPA会社として設立された同社は、インターネット販売と名古屋と東京の自社ショールームでの販売を中心に展開。生産から販売まで全てを自社で行なっている。今年5月30日に、本社とショールームを中区・鶴舞への移転を予定。今回の企画は、「移転する旨の告知を何らかの形でしたい」と思っていた同社と、「地元アーティストの紹介できる場所を探していた」同局の考えが一致し実現した。

 ノイエスの牧社長は同イベントについて「以前からショールームでソファだけを展示するのではもったいないと思っていた。さまざま分野で意義のあることだと思い、企画に賛同した」と話す。

 同局の山口さんは「音楽の分野ではFM局として、多くの地元ミュージシャンの紹介をしてきたが、それ以外の分野のアーティストやデザイナーらの応援にも力を入れていこうと、2005年にスプラウツを立ち上げた。しかし、これまで登録されているアーティストらの作品を定期的に紹介する場がなかった」と振り返る。そうしたそれぞれの思いが重なり、鶴舞への移転後も年に1~2回のペースで作品の展示を行なっていくという。

 作品を展示している吉岡さんは「自分は家でも絵をたくさん飾っているので、いつか生活感のある、絵のある生活がイメージしやすいところで作品の展示をしたいと思っていた。今回の展示はそうした思いが実現した形」と笑顔を見せる。「絵にはそれぞれの作家の気持ちが入っていて、作品自体にパワーが込められている。気に入った作家がいれば、その人の作品を家に持ち帰って飾ると、そこからパワーがもらえたりする。まだまだ家に絵を飾る習慣のある人は少ないと思うが、ぜひアートのある生活に慣れて楽しんでもらいたい」とも。

 展示している作品は全て販売する。「ソファなどインテリアの購入を考えている方が、一緒にリビングに飾る絵の購入を考えるのは自然の流れ。ギャラリーのような敷居の高さもなく、まさに最適な場所でアートの展示ができているのでは」(山口さん)とも。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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