結成12年目を迎えるロックバンド「GOING UNDER GROUND(ゴーイングアンダーグラウンド)が3月7日、クラブダイアモンドホール(名古屋市中区新栄2、TEL 052-265-2665)で「ラッキースター」ツアーの追加公演を行う。
12月に名古屋でライブを行っている同バンドは、1月21日にニューシングル「いっしょに帰ろう」を、3月4日に7枚目のアルバムとなる「LUCKY STAR(ラッキースター)」(3,045円)を発売。追加公演はそれらの発売を受けて行なわれるもの。
「名古屋でのライブは初期のころからとても盛り上がり楽しい。第2のホームタウンのようで好きな街」と話すのはボーカルの松本素生さん。「前回はアルバムが出る前のツアーだったが、今度は発売された後に行なうライブなので、お客さんが心の中で楽曲をかみ砕いて聴いてもらえる。それぞれのお客さんの気持ちに応えるように、丁寧に楽曲を伝えたい」と意気込む。
アルバム「LUCKY STAR」について松本さんは「コンセプトをなくすことが今回のコンセプトだったように思う」と制作時を振り返る。「これまでの約10年、アルバム制作ではコンセプトありきで制作することも多く、音楽を作ることが当たり前になってしまっている節もあった」とし、「今回は自然にできた楽曲を集めた。期限も決めずに1曲1曲『歌いたい』と思ったものを収録したかたちになり、本来のあるべき姿に戻れた」。
結成12年目を迎えたバンドについて松本さんは「音楽に対する思いを再確認し、初期衝動を追うとても良い時に入った」と話す。「リアルだったものがリアルでなくなったと感じる今、自分たちらしいこと、やりたいことをやろうと思っている」とも。
「今後はツアー後にアルバムをもう1枚出したい」と松本さん。「バンドと並行してソロ活動も行なって、より発見のあるアルバムを作っていきたい」と成熟期を迎えた同バンドを通した音楽活動に意欲をみせる。
開演は18時。料金は3,500円。