肝炎の正しい知識を広め、早期発見、早期治療に向けた肝炎ウイルス検査の必要性を訴えるため「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーターで演歌歌手の山川豊さんが2025年1月29日(水)、男子プロバスケットボールBリーグ1部の試合が行われる愛知県の豊橋市総合体育館を訪れ、啓発イベントを行います。
豊橋市は24年度の積極的広報地域に選ばれました
豊橋市は「知って、肝炎プロジェクト」の2024年度の積極的広報地域。これまでに、肝炎対策広報大使の徳光和夫さんが市長を表敬訪問したり、全国労働衛生週間説明会でスペシャルサポーターの高橋みなみさんが啓発に訪れたりしたほか、「歯の健康フェスティバル」でのブース出展、世界・日本肝炎デー(7月28日)に合わせて三遠の選手がSNSに投稿するなど、肝炎や肝炎ウイルス検査の重要性を伝えるためにさまざまな活動を行ってきました。今回の啓発イベントもその1環として実施されます。
試合・啓発イベントが開催される豊橋市総合体育館
試合会場で山川豊さんが肝炎ウイルス検査の重要性を訴える
山川さんがスペシャルサポーターを務める「知って、肝炎プロジェクト」は、「肝炎って何?」「感染経路は?」「予防方法や治療法は?」など、肝炎に関するさまざまな情報を発信することで、早期発見・早期治療に向けた行動につなげてもらおうと、官民一体となり肝炎対策を展開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=UGIw_csLN3k
知って肝炎プロジェクト 啓発動画
肝炎ウイルス検査の普及啓発などを目的に行う今回のイベントは、三遠ネオフェニックス対ファイティングイーグルス名古屋戦ハーフタイム中の午後8時頃(開始時間が前後する場合があります)から行います。さらに、アンケートに回答した人の中から抽選で山川さんと選手のサイン入り三遠ネオフェニックスグッズをプレゼントします。試合の詳細はこちらをご確認ください。
https://www.neophoenix.jp/lp/game_20250129/
肝炎って何? 正しい知識を学ぼう!
肝炎とは、人間の体内で最も大きな臓器である肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊れていく病気です。原因はウイルスやアルコール、自己免疫などがありますが、日本人に最も多いのが肝炎ウイルスに感染することによって起こるウイルス性肝炎です。
豊橋市での「知って肝炎プロジェクト」啓発活動の様子
その中で近年、特に問題になっているのはB型、C型の肝炎ウイルスです。血液や体液を介して感染し、慢性化すると本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんへと病気が進行していきます。肝炎ウイルスのキャリア(ウイルス保持者)はB型が少なくとも約110万人、C型は約90万人いると推定されていますが、多くが感染に気づかず日常生活を送っていることが問題視されています。
ウイルスに感染しているかどうかは検査を受けないとわかりません。「沈黙の臓器」と言われる肝臓。できるだけ早く検査を受け、早期に適切な治療を受けることで肝硬変や肝がんへの悪化を予防することができます。豊橋市では、市内の40歳を対象に無料受診券を送付しているほか、保健所では無料の検査を実施しています(要予約)。検査を受けたことがない人は一度受けてみましょう。