久屋大通りに天然芝を敷いた「芝生の道路」-なごやカーフリーデーで

「なごやカーフリーデー2007」の様子

「なごやカーフリーデー2007」の様子

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 久屋大通りの一部を車両通行止めにし、遊歩道として歩行者に開放するイベント「なごやカーフリーデー2009」が開催される。今年で6回目。

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 「カーフリーデー」は、もともとヨーロッパで始まった取り組みで、マイカーを使わないエリアを都心に作り、市民が車のない生活を体験するもの。ヨーロッパでは毎年テーマを設け「車と地球環境、車と都市、車と文化について考える」ことを目的に実施している。今年日本では名古屋を含め9都市で開催。テーマは「Improving City Climates(都市の気候改善)」。

 当日は、久屋大通りの本重町通りから桜通間の約300メートルを車両通行止めにしたメーン会場のほか、もちの木広場、栄広場でさまざまなイベントを繰り広げる。

 今年の目玉として、久屋大通り道路に天然の芝生を敷き、来場者が自由に行き来できる「芝生の道路」を初めて設ける。「現場に温度計を設置する予定。恐らく、表面温度に変化が見られるのでは」と期待する名古屋市交通政策室の加藤さん。「芝生の道路」では、大ナゴヤ大学が手がける、共有システムに関する特別授業「シェアしてこ!」と、ワークショップ「カーフリーデーに集まろう!」を開催。そのほか、セグウェイの試乗会とデモンストレーションや、交通安全教室、50メートルの紙に募集で募った参加者が絵を描く書企画なども予定する。

 「ただのイベントで終わらせたくない」と加藤さん。「公共交通機関を使い、環境の違いを体験してほしい。社会実験で行っていることだが、参加した人たちに『都心はこういうスタイルがいいね』と思ってもらいたい。市民から声を上げないと」とも。

 2007年の開催時には5万5千人の来場者数を記録した(昨年は悪天候のため中止)。毎年親子連れの参加も多く、交通や環境について楽しく学ぶ姿も見られる。

 開催期間は11時~16時。参加無料。

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