武将に焦点を当て、名古屋の観光PR活動を行なうことを目的に結成した「名古屋おもてなし武将隊」が12月2日、サカエ経済新聞・名駅経済新聞編集部(名古屋市中区大須3)を訪れた。
11月3日に結成された「武将隊」は、連日各武将が名古屋城での観光客らのおもてなしを行なっている。その活動期間は半年に設定されており、期間中は積極的にメディア出演や、大阪や広島、浜松などさまざまな都市に出向き、愛知の武将文化のPRを行なう。当日は織田信長さんと豊臣秀吉さん、陣笠隊の茄子さんの3人が編集部を訪れ、名古屋の魅力や武将文化についてPRした。
名古屋の魅力について秀吉さんは「商業都市として魅力にあふれ、買い物をするのにとても良い街。買い物好きの自分にはぴったりの街じゃ」と豪快に笑う。信長さんは「三英傑が生まれた地であり、全国各地で活躍している武将が多く排出されているこの土地のパワーを全国に発信したい。この土地の文化が全国を牛耳っておったのじゃ」と息巻いた。一方で「閉鎖的なところも名古屋にはある。『自分の信じた道を突き進む』感じは素晴らしいが、他の土地を意識しないあまり、現代においては人々の間に競争意識が少ないのでは」とし、「情熱は秘めるものではなく外に出すもの。もっとプロ意識を持ってそれぞれのプロジェクトに取り組めば、どこにも負けない都市になっていくはずじゃ」とエールを送った。
甲冑(かっちゅう)をまとって活動をすることについて、信長さんは「確かに甲冑は重いが、責任感はそれ以上。決して遊びじゃないのでな」と真剣なまなざしで応える。秀吉さんは「活動中はできるだけのことをして、武将隊のことを知らない人がいないような状況にしたい」と意気込んだ。
武将隊の今後の活動はブログなどで確認することができる。