昨年、名古屋で初となるソロ公演を行ったベテランパントマイミストの山本光洋さんが5月22日、人気の演目や名古屋初披露の演目などとともに2度目のソロ公演を行う。会場はテレピアホール(名古屋市東区東桜1)。
「昨年の名古屋公演は超満員。その上、皆さんの反応がとても良くてやりやすかった。お客さんに乗せてもらった感じ」と山本さん。「漠然と笑っているのではなく、しっかりと見てくれているという集中力を感じ、演目を進めるうちにどんどんほっとしていった」と振り返る。
今回は、昨年の公演でも人気を集めた、山本さんが操り人形に扮(ふん)する演目「チャーリー山本」のほか、約2年前に作り替えたというファンの間で人気の演目、サラリーマンの1日を早回しで表現する「ある一日」など約8演目を予定。中には、観客にオペラグラスを貸し出して見てもらう「実験的なミニマムな作品」(山本さん)も。
「パントマイムユニット『が~まるちょば』の影響もあって、パントマイムの認知度は上がってきた。踊りや芝居からパントマイムを見に来る若い人も多くなり、大人が楽しめるものになってきた」と山本さん。「言葉は使わないが、想像力を駆使して楽しんでもらえるため、より広がりがある。パントマイムは子どもが楽しむものと思っている方もいるかもしれないが、経験を積んだ大人の方が、想像力は働かせやすいかも。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と来場を呼びかける。
開場16時30分、開演17時。料金は3,500円(全席指定)。