大須のシンボルでもある大須観音(名古屋市中区大須2、TEL 052-231-6525)が昨年末、初めてホームページを開設した。
大須観音は真言宗智山派の別格本山。寺号は「北野山真福寺寶生院(きたのさんしんぷくじほうしょういん)」だが一般的に「大須観音」の名で親しまれ、大須の観光名所として一年中、観光客や参拝客などでにぎわいをみせている。
今回、初めてホームページを開設した同観音。「最近名古屋圏外、海外からの参拝者や若い参拝者が増えてきたこと。行事などの問い合わせが多いこと」をきっかけに立ち上げた。ターゲットは「既存のご信者はもちろん、名古屋圏外の方、若い方に向けている」という。
制作の際には「わかりやすく大須観音を紹介することに焦点を当てた」と副住職の岡部さん。大須に買い物や観光などで訪れる多くの若者に「お寺を必要とする理由(水子供養・車の交通安全・厄払い・入試合格など)や、そうしたことが大須観音でできるということを伝えられれば」。コンテンツは、「大須観音について」「諸堂案内」「年中行事」「御祈願案内」「水子・先祖供養」などで構成する。今後は外国人に向けた外国語バージョンのページも視野に入れる。
「現在は立ち上げて間もないので『情報』をお伝えするだけだが、今後は詳しい行事案内や法話などさまざまな人に興味をもってもらえる内容にしていければ」と岡部さん。「『大須』『大須観音』という名前が名古屋では有名になってきた。今後この名前を全国に広めていけるようホームページも充実させていきたい」とも。