ブラザー工業(本社=名古屋市瑞穂区)は3月19日に開館する世界最大のプラネタリウムドームのネーミングライツ(命名権)を取得したことを発表した。名称は「Brother Earth (ブラザーアース)」。同社がネーミングライツを取得したのは今回が初めて。
ネーミングの由来は、同社のさまざまな環境活動やメッセージをグローバルに伝えることを目的に、昨年の5月に同社が策定したスローガン「Brother Earth」から。「このプラネタリウムを通してブラザーグループの企業姿勢を知っていただくきっかけとなり、同時に宇宙の中の美しい地球を再認識し、我々が生活する地球の大切さを伝える場とれば」と思いを込める。
これまでも、ものづくりや科学・技術の普及のための活動を行い、ものづくり体験イベントの開催や、名古屋市科学館など地域の施設や団体への協賛・寄付などを実施してきた同社。「プラネタリウムは地域の子どもたちが多く集る場所。そうした施設をサポートすることで、科学や宇宙に興味を持ってもらうきっかけ作りに貢献したい」と同社広報担当の重松真帆さん。「そうしたきっかけが大きくなり、この地域から将来科学者などが誕生するとうれしい」とも。
契約金額は年間3,650万円。ネーミングライツの契約期間は2016年3月31日まで。