栄エリアで昨年8月29日、名古屋開府400年を記念しギネス記録に挑戦した「どまつり・名古屋大総踊り」が、「最も大規模な鳴子踊り(The largest naruko dance)」としてギネス世界記録に認定された。
今や名古屋の夏の風物詩となった「にっぽんど真ん中祭り(略称=どまつり)」は、北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」を参考に1999年から本格的に始まった。色とりどりの衣装を身にまとったチームが、鳴子を手に一丸となってオリジナリティーあふれる踊りを披露しながらパレードする同祭り。昨年8月末に行われた12回目の祭りでは国内外より過去最多の221チームが参加し、約210万人の観客を動員し名古屋の街を盛り上げた。
ギネス挑戦は、名古屋開府400年の目玉企画として100年に一度の歴史を刻むために企画。どまつり名物の「総踊り」で市民と参加チームが一体となり世界に挑戦した。ギネス認定条件は、「鳴子をもって5分以上、同じ曲(振り付け)で同時に踊る」。約3万人が総踊りに参加し、うち9,481人が条件を満たしたとして認定された。
「市民の皆さんと全員でつかんだ記録。歴史に証しを刻むことができた」と喜びの声を上げる同祭り文化財団広報担当者。「今後も『どまつり』のすそ野を広げていけるような活動をしていけれれば」と話す。