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味仙矢場店、家庭用「台湾ラーメン」販路拡大-新商品も順次投入へ

「味仙(みせん)」矢場店で販売している、家庭用「味仙 矢場店 台湾ラーメン」

「味仙(みせん)」矢場店で販売している、家庭用「味仙 矢場店 台湾ラーメン」

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 名古屋メシとして知られる「台湾ラーメン」を提供する「味仙(みせん)」の矢場店(名古屋市中区大須3、TEL 052-238-7357)は6月1日、人気メニュー「台湾ラーメン」の家庭用「味仙 矢場店 台湾ラーメン」の販路拡大と新商品の投入を発表した。

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 昨年秋からフードコンサルティング会社のフードプランニング(栄4)と組み、店頭で家庭用の「台湾ラーメン」を販売してきた同店。「門外不出のレシピのため、外注での製造を禁じられており、製造数に限界があった」(フードプランニング北川さん)ことなどから、大々的な販売をしてこなかったが、この度、露出の拡大を図り他の人気メニューの開発も開始した。

 北川さんは「これまでも、あんかけパスタや天むす、みそカツなどの『名古屋メシ』を、主に百貨店・量販店で実演販売を行ったりしてきた。その際にお客さまから、『味仙の台湾ラーメンはないの?』という声を非常に多く頂いていたため、何とか多くの方にこの商品を広めたいという思いで今日に至った」と振り返る。

 味仙の「台湾ラーメン」は、千種区今池にある中国・台湾料理「味仙」の店主で台湾出身の郭明優さんが40年ほど前、台湾で小皿に盛って食べる「台仔(タンツー)麺」を激辛にアレンジして出したものが元祖。「台湾には、似た麺はあっても、同一の激辛麺は存在しない」と北川さん。今や名古屋メシの代表格となっている同ラーメンの特徴は、「麺の上に、炒めたひき肉とニラがどっさり。スープは鶏ガラ。そして、たっぷりの唐辛子。店によって差はあるが、これが台湾ラーメンの標準スタイル」(北川さん)。

 開発について、北川さんは「店の味をいかに近づけるかがポイントだった。何度も試作を繰り返し、一度は外注も考えたが、レシピは門外不出なので、現在も矢場店の3階で作っている」と話す。現在「味仙 矢場店 台湾ラーメン」は、味仙矢場店のほか、三越栄店、三越星が丘店のほか、中元ギフトとしてイトーヨーカドー、東海郵政などでも扱っている。

 価格は1食入り580円 (税抜き)。今後、「台湾ラーメン アメリカン」「あさりラーメン」「手羽先」「台湾丼」なども順次発売していく。

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