空調設計と飲食店プロデュースを手掛けるプロスペックス(名古屋市中区錦3)が、名古屋で初となるおかみだけの横丁「さかえ・おかみ横丁」を開設すると発表した。
広小路通沿いのビルの1階を横丁スタイルに改装し、「おかみ」5人を募集して今秋の開設を目指す。店舗の内装造作、厨房機器、空調設備、電気設備、給排水設備などの基本設備は全て同社がそろえ、入居者は、食器や衣類などを用意し開店することができる。保証金は不要で、出店料は、リース料、共益費込みで月々17万円を予定している。
事務局では現在、おかみ候補者を募集している。希望者は郵送で、「私の考える居酒屋」をテーマにした運営企画書と簡単な履歴書を提出。事務局側で審査し、5人のおかみを選出する。
同企画の広報を担当する「DBPR」(錦3)の堂森社長は「女性の力を発揮してもらえる名古屋で初めての企画。このエリアで17万円という料金は破格。女性の積極性などを生かして、店を持ちたいという夢をここからスタートさせてもらえれば。ひいては栄エリアの地域活性化につなげていくことができれば」と期待を込める。
審査基準については、「店を運営していくには、料理やメニューはもちろん、おかみのコミュニケーション能力や、『どんな店にしていきたいか』というビジョンも大切。おかみのキャラクターを生かし、お客さんとのやり取りがしっかりできる人間力を持った人が集まれば、とてもいい横丁になるのでは」と堂森さん。「飲食専門のアドバイザーのチームも用意しバックアップ体制も整っている。飲食店出店初心者の方も、やる気さえあればチャレンジできる」とも。
受け付けはは8月22日まで。問い合わせは広報事務局(TEL 052-950-7195)まで。