名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)の3階で2月14日、名古屋おもてなし武将隊の徳川家康による「将軍談義」が開催される。主催は名古屋おもてなし武将隊事務局。
「尾張名古屋の歴史と街をつくった」といわれている徳川家康が、「側近たちの意見をよく聞き、軍略や政策に生かしていた」という話を基に、現在の名古屋の第一線で活躍する人と対談し、名古屋の発展につなげようと開く同イベントは今年で3回目。今回は談議ゲストに、「にっぽんど真ん中祭り文化財団」専務理事の水野孝一さんを招く。
テーマは、「ここでしか話せないどまつり誕生秘話 ~社会の動かし方、教えます~」。1996年にスタートした「にっぽんど真ん中祭り(通称:どまつり)」は現在、名古屋の夏の祭りとして定着している。国内外から約200の踊りのチームが集まり、動員数は約210万人を数えるという。
2010年には名古屋開府400年を記念してギネス記録に挑戦。「どまつり・名古屋大総踊り」が「最も大規模な鳴子踊り(The largest naruko dance)」としてギネス世界記録に認定された。
当日は、同祭の創設者である水野さんが16年前、学生時代にどのようにしてこのイベントを始めたのか、どのようにして規模を拡大していったのか、今後の展開についてなどを話す予定という。このほか、会場で水野さんお薦めの「名古屋のおみや」を抽選で進呈する抽選も行う。
名古屋おもてなし武将隊事務局担当者は「もともと水野さんは表に出て話されることが少ないそうで、前回ゲストである西川千雅さんが熱を込めて出演交渉してくださり実現した。非常に希少価値の高いイベントと思う」と話す。
「祭りの存在は知っていたが、今回、『将軍談議』をきっかけにより深く調べれば調べるほど、どまつりが面白い祭りだと思った。約7000人もボランティアがいること、韓国、サイパン、台湾と海外チームが参加していること、そうそうたる企業が協賛し、運営母体の公益財団法人には名古屋を代表する企業経営者が名を連ねている。そんな大規模の祭りを、当時大学生だった水野さんが始めたということに驚いた反面、メーンステージは学生が企画運営していたり、参加チームはそれぞれの地域文化を取り入れた踊り、衣装、曲で参加していたりと、人づくり、地域コミュニティーづくりを意識されていたことに感心した。参加してみないと分からなような一面を、もっと多くの人に知ってもらうきっかけになれば」とも。
「年末に徳川家康、前回ゲストの西川千雅さん、水野さんの3人でミーティングを行った際、話を進めて行くうちに化学反応みたいなことが起こり、話が盛り上がっていく様子に非常に興奮した。今回、仲介人として西川千雅さんも出演していただけることになっており、この3人だからこそ出てくる話もあるのでは。水野さんから直接お話を聞けるめったにない機会なので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は18時~20時。参加費は1,500円。座席数は80席(要事前申し込み)。締め切りは2月4日。当日立見席の販売あり。詳細は将軍談義フェイスブックページで確認できる。