街中をキャンパスに「授業」を行うNPO法人「大ナゴヤ大学」(名古屋市中区大須3)は2月28日、栄エリアで災害時を想定し、アプリなどを使い避難体験を行う防災訓練授業「[ ] to HOME(カッコトゥーホーム)サカエカラダッシュツセヨ」を実施する。
「平成25年度補正予算G空間シティ構築事業・名古屋地区の実証実験」として行う今回の企画は、昨年港区で行われた同企画をアレンジしたもの。栄のセントラルパークに買い物に来ていた時に大きな地震が発生したことを想定し、知らない人たちと土地勘の無い場所で、いかに適切な行動をとって避難するかを、ゲーム感覚で体験できるプログラムになっている。
今回は新たに開発されたスマートフォン専用アプリを使用。普段はセントラルパーク内の位置情報や店で使えるクーポンを取得できるもので、災害時には瞬時に防災アプリに切り替わるという。火災や水害の発生場所が地下にいながら位置情報が取得でき、危険を避けて、より安全な場所から避難する手助けとなる。
今回のプログラムは、若者向けの防災プログラムを企画開発する「yamory(ヤモリ)」(栄3)が企画。岡本ナオト社長は「栄は外からたくさんの人が遊びにくる場所。どこに逃げていいのか分からないし、地元の人もどう対処していいか分からない。だからこそ平常時に疑似体験しておくことが大切。少しでもまちの防災・減災につながれば」と話す。
開講時間は13時30分~16時30分。参加無料。参加には、大ナゴヤ大学ホームページから事前の申し込みが必要。申し込み締め切りは今月26日13時。