栄の三晃社(名古屋市中区丸の内3)で6月30日、「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のメンバー候補の発表と研修が行われた。
愛知県の観光PRを目的に結成される同隊。県から委託された三晃社が運営を担当し、徳川家康に仕えた服部半蔵ら6人の忍者ユニットによるパフォーマンスやおもてなしで、愛知の魅力を県内外に紹介していく。
6月15日~18日に東京、名古屋でオーディションを開き、半蔵役の淺井良信さんをはじめ、元井康平さん、高橋翔太さん、中川彩さん、藤田誠樹さん、山内涼平さんの6人がメンバー候補に選ばれた。
この日は淺井さん、中川さん、山内さんの3人が参加して研修がスタート。プロジェクトの概要説明や歴史観光の講義などが行われた。
3人はそれぞれ「最年長の半蔵役なので、メンバー全員の魅力が引き立つような役割ができれば。忍者には殺伐としたイメージもあるが、人の心に入り込んでいくコミュニケーションの達人だと思う。平和を愛する温かみのある半蔵を目指したい。自信のある英会話を生かして、愛知県の魅力を世界に発信していきたい。(淺井さん)」、「生まれ育った愛知県に貢献して、自分も成長できる機会。役者としての経験を生かして、見る人を元気にする忍者になりたい。子どもから大人まで、幅広い世代に楽しんでもらえるパフォーマンスをやりたい。(山内さん)」、「子どものころに見た忍者ショーにあこがれてエンターテインメントの世界に入った。正義の心を持った真っ直ぐな忍者の姿を見せたい。演技もアクションもさらに練習し、愛知の魅力も勉強する。忍者隊が受け入れられて、長く続くように頑張りたい。(中川さん)」と意気込みを語った。
同隊事務局の青木孝嗣さんは「6人が選ばれた一番の理由は、この街で忍者隊をやりたいという思い、意気込みの強さ。名古屋おもてなし武将隊や各地の武将観光との連携・協力も積極的に行いたいと考えている。まずはお披露目に向かって一丸となって取り組みたい」と話した。
同隊メンバーは今後、7月23日に愛知県庁でのお披露目、8月1日のパフォーマンスデビューを予定している。