![あいちトリエンナーレ2016パフォーミングアーツ イスラエル・ガルバン『FLA.CO.MEN』 photo:羽鳥直志](https://images.keizai.biz/sakae_keizai/headline/1476799565_photo.jpg)
あいちトリエンナーレ2016の舞台芸術作品を集中的に上演する「レインボーウィークス」が10月6日からスタート。栄付近の劇場でも次々とステージが上演されている。
先鋭的な舞台芸術の上演は、最先端の現代アートの展示と共に同芸術祭のもう一つの大きな柱。今回もダンス、音楽、映像といったジャンルを行き来するボーダーレスな作品が参加している。8月11日~14日にオープニングアクトとして、振付家ダニ・リマさん(ブラジル出身)のカンパニーによる「Little collection of everything」が上演され、9月17日・19日にはプロデュースオペラ「魔笛」が披露された。
今回は初めての試みとして10月6日から23日の会期終了までを「レインボーウィークス」と名付け、公演を集中開催。長い会期の中でも舞台芸術の魅力を濃縮する期間を設定した。
栄会場では、愛知県芸術劇場小ホールで7日~9日、スペイン出身のダンサーのイスラエル・ガルバンさんの舞台「SOLO」の上演でレインボーウィークスがスタート。フラメンコ界の革命児と呼ばれるガルバンさんによる代表作の日本初演に多くの観客が集まった。
15日・16日にはガルバンさんが6人の音楽家と競演するもう一つの参加作品「FLA.CO.MEN」(名古屋市芸術創造センター)、パリを拠点に活動する世界的な振付師・演出家フィリップ・ドゥクフレさん率いるカンパニーDCAによる舞台「CONTACT」(愛知県芸術劇場大ホール)、レインボーウィークス連携事業に当たるヴェルテダンス「CORRECTION」(同小ホール)など3作品が栄地区各地で上演。劇場をはしごして観劇する来場者らで、各会場は大きな盛り上がりを見せた。