「劇場版ドクターX」のトークイベントが12月18日、オアシス21(名古屋市東区東桜1)内の「豊田合成リンク」に女優の米倉涼子さんらが登壇して開かれた。
同作は2012(平成24)年から放送が始まったフリーランスの女性外科医「大門未知子」の活躍を描く医療ドラマシリーズ「ドクターX 外科医・大門未知子」の集大成を描く映画で、12月6日に全国公開された。
当日は、「大門未知子」役で主演の米倉さんのほか、「神原名医紹介所」所長「神原晶」役の岸部一徳さん、外科医「原守」役の鈴木浩介さんが、会場に集まったファンをはじめ観客の前に姿を見せた。
米倉さんは「名古屋はでら久しぶりだもんで、楽しみにしとったよ」と名古屋弁であいさつ。ウナギが大好きという米倉さんは当日、名古屋到着後すぐにひつまぶしを食べたという。名古屋の思い出について質問を受けた岸部さんは、中学生の頃に東山動植物園に行ったというエピソードを披露した。「名古屋はごはんがおいしい」という鈴木さんのコメントで、きしめんやみそ煮込みうどん、手羽先の唐揚げなどの名古屋めしが話題に上がった。
公開から約2週間がたとうとする中、周囲から「泣いた」という連絡をたくさんもらったという3人。「想像以上に私たちの思いが伝わったのかなと思った」(米倉さん)、「自分がその作品に出ているのに泣いた」(岸部さん)と話す。
トークイベントを米倉さんは、「(ファイナルとして)私(未知子)たちの最後の関係を劇場で見納めてほしい」と観覧を呼びかけ、同シリーズの名ぜりふ「私、失敗しないので」を名古屋弁で「私、名古屋でも、失敗しんもんで」という言葉で締めくくった。