学ぶ・知る

名古屋公会堂で映画「どうすればよかったか?」上映会

岡谷鋼機名古屋公会堂自主事業の上映会「どうすればよかったか?」

岡谷鋼機名古屋公会堂自主事業の上映会「どうすればよかったか?」

  • 4

  •  

 岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市昭和区鶴舞1)は7月18日、自主事業の上映会「どうすればよかったか?」を4階第7集会室で開催する。

「どうすればよかったか?」を上映する岡谷鋼機名古屋公会堂第7集会室

[広告]

 同施設では年に数回、上映会のほかに、コンサートや子ども向けイベントなどの自主事業を行っている。

 今回会場にする第7集会室は普段、講演会や研修会に利用されることが多く、一般的な映画館とは異なり床がフラット形状となっている。今回の上映作品は、統合失調症を発症した藤野知明監督自身の姉と家族を記録した、2024年公開のドキュメンタリー映画「どうすればよかったか?」。企画担当者の野間みさとさんは「ロングラン上映されている話題作であり、自身も見てみて心を揺さぶられたことから、さらに多くの人にこの映画を知ってほしいとの思いで、特別な会場でこの作品を、と選んだ。映画館とは違った感覚で映画を楽しめるのでは」と話す。

 「統合失調症は誰にでも起こりうる身近な病気で、監督のお姉さんも突然この病気を発症した」と野間さん。映画では、統合失調症を発症した姉を精神科から遠ざけ、家に閉じ込めた両親を監督自身が20年以上にわたって映像に記録した内容となっている。

 「この映画で実際に藤野家の暮らしを見て、私も他人事と思ってはいけないと感じた。監督はこの映画は『失敗例』だと語っている。この上映会を通じて家族と一緒に住んでいる方やこれから家庭を持つ方には、自分だったらどうするか、『どうすればよかったか?』を考えるきっかけにしてもらえたら」と野間さん。

 19時上映開始(101分)。席数は110席(全席自由)。鑑賞料金は1,000円。チケットは今月7日10時から同施設窓口とチケットぴあで販売する。未就学児入場不可。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース