
愛知銘菓のえびせんべい「ゆかり」を使った洋菓子「B.sablè(ベー・サブレ)」の販売が7月1日、エビを使うフードメニューの店「BANKAKU KITCHEN(バンカクキッチン)葵店」(名古屋市東区葵3)で始まる。
「ベー・サブレ」の「プレーン(塩)10枚入り」、「オニオン(5枚入り)」の商品イメージ
「ゆかり」を製造販売する「坂角総本舖」(東海市)の新商品。2024年に迎えた同社創業135周年を機に、同社は新たな「ゆかり」の楽しみ方提案として、砕くなどした完成品を使った商品を開発した。昨年6月に「坂角の海老(えび)せん茶漬け」、同年10月に「坂角の海老せんカレー」を発売した。
第3弾の「ベー・サブレ」は、粉末状にした「ゆかり」をサブレ生地に練り込んだ商品。「ゆかり」を使ったスイーツは初めて。同社広報担当者の山田弥生さんによると、「ゆかり」の新しい楽しみ方のあらゆる可能性を模索して試作を重ねた結果、スイーツの開発に至ったという。
味は2種類を展開。シンプルな味わいというフランス産ゲランドの塩を使った「プレーン(塩)」は甘さの中にほんのりえびせんべいの風味がする。「オニオン」」は甘さの中にローストと揚げたタマネギの風味と香ばしさがあり、粗びきコショウがアクセントになっている。山田さんは「ベースのサブレ生地は程よい甘さ。そこに塩味と『ゆかり』のうまみが加わって、層の厚い味わいとなった。『ゆかり』のうまみが生きるように全体の味の調整にこだわった。お酒との相性も抜群」と話す。
商品名の「B」は、「BANKAKUが贈る」と、フランス語の「BON(おいしい)」「BEAU(すてきな)」「BIENHEUREUX(ハッピーな)」の4つの意味を持たせた。幸せを象徴する四つ葉のクローバーをモチーフにした形をしている。
価格は1枚=129円、5枚入り=648円、10枚入り=1,296円。1枚売り以外はオンラインでも販売する。