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栄で「旅する光の切り絵展」 愛知生まれの作家・酒井敦美さんの作品24点

「旅する光の切り絵展」に展示される映像作品「地球スケッチin愛知」

「旅する光の切り絵展」に展示される映像作品「地球スケッチin愛知」

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 展覧会「旅する光の切り絵展~くうそうって、まほうだよ~」が7月12日から、電気文化会館(名古屋市中区栄2)5階で開催される。

「旅する光の切り絵展」開会式に登壇した「光の切り絵」作家の酒井敦美さんとアンバサダーを務める杉浦太陽さん

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 光を透かせる切り絵「光の切り絵」作家の酒井敦美さんの作品展。展示作品数は24点。酒井さんによると、光や切り絵、映像、物語、音楽を融合して表現するさまざまな作品を用意する。グッズも販売する。

 酒井さんは名古屋市生まれで長久手市在住。展覧会開催地を取材して感じた「旅の感動」を表現した切り絵に動きと音楽を加えて大空間に投影する映像作品「地球スケッチ」は愛知限定バージョンの「地球スケッチin愛知」(約15分の映像)を展示。木曽三川や海の自然の風景や、八丁みそ仕込みおけの石積み、有松絞り、犬山祭などの文化などを表現している。酒井さんは「製作期間は『旅』から数えると半年くらい。愛知の自然や文化のほか、昔、住んでいた街並みや若い時にデートで行った所など、思い出のある場所も表現している。人生を振り返る感じ。愛知に育てられたことに気づき、ふるさとは学び舎だと感じた」と話す。

 順光と逆光で光の当て方を変えると異なる2つの絵に変化する切り絵作品「一画二驚(いちがにきょう)」は17点を展示。動く切り絵に歌と音楽を合わせた絵本の読み聞かせのような映像作品「うごく絵本シアター」は「こころのかたち」(上映時間約12分)を上映する。自身が影絵になり切り絵作品に入れるフォトスポット3点も用意する。

 会場内に展示する作品紹介や切り絵作品の作り方などをまとめた映像「旅のしおりスライド」を上映するほか、「地球スケッチ」の切り絵の原画も展示もする。

 10日に開かれた開会式には、酒井さんと同展アンバサダーを務める杉浦太陽さんが来場。展示を観覧した杉浦さんは「自分の人生と向き合うような時間になった。ゆっくりと絵が変化するので時間をかけて見たい。親目線だと、子どもの年齢や成長具合でそれぞれどんなことを感じるのか知りたいなと思った」と話す。

 開催時間は9時30分~17時(最終日は14時まで、入場は閉館45分前まで)。7月18日からの金曜・土曜、8月8日~16日は20時30分までのナイト営業を行う。入場料は一般=1,600円、高大生=900円、子ども(4歳~中学生)=600円。8月31日まで。

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