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コメ兵「つなぐ浴衣展」 浴衣生地でうちわ作り体験、和の文化を次世代へ

「つなぐ浴衣展」のメインイベント「浴衣生地でうちわを作ろう!浴衣のヒミツが知れちゃうミニ講座」の開催風景

「つなぐ浴衣展」のメインイベント「浴衣生地でうちわを作ろう!浴衣のヒミツが知れちゃうミニ講座」の開催風景

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 リユース店「KOMEHYO名古屋本店本館」(名古屋市中区大須3)と「KOMEHYO名古屋本店きもの館」(大須2)でイベント「つなぐ浴衣展」が現在、行われている。

ミニ講座で作成された子どもたちのオリジナルうちわ

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 企画担当の山田御前さんによると、今回のイベントには、「ものを『つなぐ』」と「和の文化を『つなぐ』」という2つの思いを込めているという。山田さんは「浴衣は着物よりも手に取りやすく、比較的ハードルが低い。着用の機会が減っている今だからこそ、若い人を中心に日本文化としての浴衣の魅力を知ってもらい、気軽に楽しむきっかけにしてほしい」と話す。

 7月19日~21日にはメイン企画として、小学生を主な対象としたミニ講座「浴衣生地でうちわを作ろう」を本館で開催した。店舗スタッフが作成したオリジナルプリントを使い、コメ兵(大須3)のサステナビリティーへの取り組みや、浴衣の歴史について解説。浴衣に使われる木綿・麻・絹・ポリエステルの素材を実際に手に取りながら、その特徴を学び、文様について知るワークでは、浴衣にあしらわれる柄を描く体験を通して理解を深めた。その後、子どもたちは自分の好きな生地を選び、うちわの骨組みに貼り付けて、オリジナルのうちわを完成させた。

 同社広報の常田詩恩さんによると、今回のうちわ作りでは、客が浴衣と一緒に持ち込むことの多い端切れを活用。店舗に保管されていた端切れの新たな使い道を探る中で、スタッフからうちわへのアップサイクルというアイデアが生まれたという。名古屋本店で参加募集型のイベントを開くのは初めてで、自由研究の一環としても活用できるよう企画した。常田さんは「自分でうちわを作る体験が、夏の思い出の一つになれば」と話す。

 期間中、本館では、手に取りやすい価格帯のリユース浴衣を中心に展示販売。店頭入り口には、浴衣にジュエリーやブランドバッグなどを組み合わせたマネキンを設置し、型を崩さずに楽しめるモダンなコーディネートを提案する。きもの館では、新品浴衣100点以上を展示・販売。7月26日、27日には「パーソナル浴衣診断」を開催し、スタッフが来店客一人一人に合った浴衣の提案を行う予定。

 7月30日まで。

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