13県の物産品が集まる「ふるさとフェア~全国センター合同物産観光展~」が11月26日、中日ビル(名古屋市中区栄4)5階の全国センター広場で始まる。
「ふるさとフェア」で行う「抽選会」26日の1等商品の秋田犬「マサル」のぬいぐるみ
同展は、昨年4月にリニューアルオープンした同ビル5階「全国物産観光センター」に事務所を置く13県の特産品販売や観光情報を発信する恒例の物産観光展。建て替え前の旧中日ビル時代から数えて今年で74回目の開催となる。
期間中は青森・岩手・秋田・山形・福島・富山・石川・長野・和歌山・鳥取・島根・徳島・高知の13県が参加。郷土料理や海産物、旬の果物、菓子など、各県自慢の特産品300点以上が並ぶ。愛知と名古屋市は観光紹介の展示のみ行う。
高知県は、昔から製造が盛んな芋けんぴのほか、カツオ製品やユズ製品を販売。高知県名古屋事務所所長の窪内賢さんは「カツオの酒盗は日本酒によく合う。ユズのポン酢はこれからのシーズンの鍋料理に合わせてほしい」と話す。
秋田県は比内地鶏のつゆやきりたんぽ、いぶりがっこなどを紹介。秋田県名古屋事務所所長の加沢学さんは「比内地鶏は名古屋コーチンと並ぶ日本三大地鶏の一つ。名古屋の方にも比内地鶏のつゆときりたんぽをセットで味わってほしい」と呼びかける。いぶりがっこをスティック状にし乾燥させた「いぶりがっキー」や、キムチ漬けやなめ茸と合わせた商品もそろえる。
石川県は混ぜるだけで「のどぐろめし」が作れる商品や、かぶらずし、大根ずしなどを販売。石川県名古屋事務所の伊藤千晴さんは「石川県ならではのふぐの子のぬか漬けも用意。お酒のつまみはもちろん、パスタにしたり、クリームチーズと合わせたりしてもおいしい」と話す。
期間中、新企画の「抽選会」も行う。13県の各ブースで1,000円以上購入した来場者に抽選券1枚を配布し、抽選で同ビルの買い物券(各日特賞)や秋田犬「マサル」のぬいぐるみ(26日の1等)、各地の特産品などを進呈する。抽選券の配布枚数は各日限りがある。
5階会場と地下1階のイベントスペースでは、各地のマスコットキャラクターがグリーティングを行う。徳島「すだちくん」、鳥取「トリピー」、山形「ペロリン」、長野「アルクマ」、福島「ベコ太郎」の5体に加え、秋田「なまはげ」も来場。人通りの多い地下1階ではチラシ配布も行い、フェアをPRする。
例年平日のみの開催だったが、今年は多世代の来場を呼び込もうと土曜も加えた。窪内さんは「ファミリーや若い世代の来店を期待している。各地からおいしい物がそろうので、来てほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~17時。11月29日まで。