大須商店街内の万松寺通りに4月23日、「大須ベーカリー」(名古屋市中区大須3、TEL 052-262-0075)がオープンした。オーナーの森さんは御器所の有名ベーカリーショップ「ブレヴァン」(名古屋市昭和区)で約7年間修行し、今回初めて自身のショップを開いた。
麦の穂をイメージしたステンドグラスが印象的な店内は、厨房と店舗を合わせて約26坪。「ちょっと懐かしい、昔から大須にあったような暖かみのある店舗にしたい」とデザインされた店内には約50種類のパンが並ぶ。
同店のパンの特徴は、「ずっしりと重く1個でおなかがふくれてしまうものではなく、軽い、口どけが良い、何個も食べられてしまうようなパン」(森さん)だという。「変にこだわらないことがこだわり」という同店の商品構成は、フランスパンやライ麦パンのような「パン好きの人に好まれるもの」と、クリームパンやメロンパン、あんパン、クロワッサン、ドーナツのような「定番もの」を中心に展開する。
主な商品は、ワインを使って仕込むライ麦パン「ルージュ」(L=320円、S=100円)、「フランスパン」(240円)、「クリームパン」(140円)、「メロンパン」(130円)、「ドーナツ」(80円)など。
大須への出店について森さんは「自分が大須で生まれ育ったので、大須に出店することができてうれしい。大須という土地はどんなパンが好まれるのかまだわからない部分もあるので、いろいろな要望を取り入れつつ商品展開していきたい」と話す。同店に来店した主婦は「今まで遠くにパンを買いにいっていたが、近くにベーカリーショップができてとてもうれしい」と笑顔を見せていた。
営業時間は9時~19時30分。水曜・第3火曜定休。