東海地区で飲食店を経営するビークルー・フードサービス(名古屋市中区栄3)は11月15日、「薬膳黒カレー」「黒カレー鍋」の提供を開始した。
「薬膳黒カレー」は、動物性の材料を使用せずに、約10種類の野菜と10種類以上のスパイスで作られる同社オリジナルのルー。同社の岐阜県多治見市にあるセントラルキッチンで作られ、自社のトラック便で各店舗へと配送される。「黒色は、野菜をじっくり炒め、さらにじっくり煮込み続けることででる色で、野菜のうまみが閉じ込められている」(同社)という。開発のきっかけは「もともとふつうの『薬膳カレー』を扱っていたが、お客さまからもっと違う、インパクトのあるものにしたらいいと意見があったこと」(同社広報担当者)と話す。
不特定多数の集客がある同店が経営する「ちゃのま イオンナゴヤドーム前店」(東区矢田南4)でテスト販売しており、リピーターも多く定着してきたことから、今回「からだの中からキレイになろう!」をコンセプトにしているカフェ全店舗で販売を開始。季節ごとに替わる食材をトッピングして提供し、11月はキノコやギンナンなど。提供店舗は、「ちゃのま イオンナゴヤドーム前店」を含む「スマートカフェ セントラルパーク店」(中区錦3)、「ちゃのま 小牧店」(小牧市)、「ちゃのま 東海店」(東海市)の4店舗。価格は880円。
利用客の反応について、「メニューを見てどんなものなのか尋ねられることが多く、注文された方もまずカレーのみを少し口に運び味を確かめる方がほとんど」(同社広報担当者)といい、「動物性の材料を使用していないことで、一食分のカロリーも約550キロカロリーで、通常のカレーライスと比べるとカロリーは約3分の2で抑えられる。ダイエット中やメタボリックシンドロームなどが気になる方に特におすすめ」(同)とも。
また、「黒カレー鍋」は「薬膳黒カレー」のペーストを使い、カツオベースの和風だしでのばし、くこの実や松の実などを入れたスープで作る鍋。具材は、野菜、豚肉、炙り鶏、豆腐などで、そのほかのトッピングも選べ、内容は鶏つくね、水餃子、アスパラベーコン、しゃぶ餅など16種類。「Obanzai 花ちゃ 栄店」(中区栄3)で提供する。価格は単品1人前1,800円(2人前より注文)。