栄に「こたつバー」出現-期間限定営業のバーが業態マイナー変更

壁一面海の絵が広がる「こたつBAR」店内

壁一面海の絵が広がる「こたつBAR」店内

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 栄に昨年8月にオープンした、海の家をコンセプトにしたバー「海の家BAR プリンセス海水浴場」(名古屋市中区栄3、TEL 052-242-8818)が1月27日、名前を「こたつBAR」に改め、店内に「こたつ」を導入し営業を行なっている。

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 同店が入居している「成弘ビル」は老朽化のため、3月に取り壊されることが決まっており、同店は8月から2月末までの期間限定営業でオープンした。店内の壁にはヤシの木や砂浜のイラストが一面に描かれており、「目の前に海が広がる海の家」をイメージした内装になっている。席数はカウンター席=7席、座敷=12席。

 当初は「冬になっても店内だけは真夏のイメージでいく」(同店店長の武田さん)と決めていたが、実際に寒くなってくると「夏のイメージで引っ張るのはちょっと厳しいかも」と11月9日、「ワンコインBAR 冬がはじまるよ…」に店名を変更。これまでディスプレーとして使用していた浮き輪などの「夏グッズ」をしまい込み、「都会の真ん中の冬の海に来てみませんか?」と、壁の海のイラストはそのままに、じゅうたんを敷いたり、スノーボードの板などを配置するなどし、夏のイメージと冬のイメージの融合を図った。しかし「それでもまだ寒い」と、今回の「こたつ導入」を決めた。実際にこたつを置くと、「まるでテレビドラマのセットのような異空間ができあがった」(武田さん)という。こたつの上にはみかんを「常備」、利用客はすべて自由に食べることができる。

 バーの運営と並行し、東海エリアを中心にタレント活動を行なっている武田治彦さんはこたつ導入について「こたつを出してから1週間近く経ったが評判は上々。こたつ目当てに来てくれるお客さんもいる」と話す。

 客層については、「名古屋の地元タレントのほか、クリーエーターや代理店、放送局の方など、何か面白いことを常に求めているような方が集まってきている」(武田さん)。「看板が面白かったから」と、出張や旅行などで訪れる客も少なくないという。

 主なメニューは、ぶた肉やキャベツなどをふんだんに入れた「日清やきそばスペシャルバージョン」(500円)、「チキンラーメン・たまご入り」(300円)、「おしるこ」(300円)など。ビールやカクテルなどのドリンク類はすべて500円。

 店内では、コンピューターに入った数万曲のJポップを使用した「イントロクイズ」も行なうことができる。ラジオDJとしても活躍している武田さんの軽快なトークに合わせて行なうクイズでは、「ドリンク1杯サービス」をめぐり来店客が一喜一憂し盛り上がるという。ボードゲームやダーツなども充実させ、武田さんの明るいトークで、「異空間」ながらも落ち着いて「居座れる」空間が広がっている。

 営業時間は19時~翌4時。営業は2月29日まで(予定)。

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