AEDの普及活動を目的として名古屋市内で活動しているNPO法人「あいちクローバー(AED普及の会)」(本部=名古屋市中村区名駅)は6月25日、中区・大須商店街連盟事務所でAEDの講習会を開いた。
今年4月に発足した同団体は大須にも支部を置き、「名古屋市内最大」と言われる大須商店街へのAEDの普及にも力を入れている。現在、同商店街の中には5台のAEDが設置されている。
当日は、商店街内で働く人たちなどを中心に約40人が集まり、AEDの効果や手順の話に熱心に耳を傾けていた。「力が入りすぎて骨は折れないの?」「ペースメーカーを入れている人に対してはどうするの?」などといった質問などが活発に交わされた後、心臓マッサージの実演講習を行なった。
参加者からは、「結構力がいるものなんだ」「普通なら怖くてできないが、こうして講習を受けることで、やってみようという自信につながる」という声も聞かれた。
大須商店街連盟の吉田さんは「今後もこうした講習会を半年~1年に一度、定期的に開催していきたい。そうすることで、より安全な街『大須』を広くアピールすることにつながるのでは」と期待を込める。