プロフォトグラファーによるモノクロ写真だけの作品展「ハローモノクローム3 in 名古屋」が現在、セントラルアートギャラリー(名古屋市東区泉1、TEL 052-951-8998)で開催されている。
「ハローモノクローム」はフォトグラファーの茂手木秀行さんの監修の下、横浜で開催されている作品展。名古屋での開催は、横浜以外で初めての開催となる。横浜の「ハローモノクローム」に出展していた名古屋在住のフォトグラファー深澤明さんが開催のきっかけとなった。「茂手木さんも、もともとほかのエリアでも開催したいという考えがあり、名古屋での開催を希望していた自分と茂手木さんの気持ちが一致し、開催に至った」と深澤さん。
会場内には幻想的な音楽が流れ、茂手木さんや深澤さんのほか、深澤さんが声を掛けたという北海道や長野、大阪在住フォトグラファーのモノクロ写真作品が並ぶ。深澤さんは「モノクロ写真は色にごまかされない。同じ濃さのものでも色が付くと薄く見えたりしてしまい、色にごまかされている。写真は明暗と濃淡で表現されていることが分かる」といい、また「カラーで見ている印象とは違い、引き立つものがある」と、その魅力を語る。
天の川の無数の星が映し出されている夜空を撮った茂手木さんの作品は「少し前ならノイズだらけで、こんなにきれいに表現されることはなかった」(同)という。そのほかの作品は、波打ち際や、飛行機から見た富士山と都会の街並が見える風景をモチーフにした写真、人物、作品を作り込んだものなど。一口にモノクロ写真と言っても、フォトグラファーにより表現や濃淡、印象はさまざま。
会場では、ほかの写真作品をプロジェクターで上映している。1ロール40分あり、「ゆっくり見ていってほしい」(同)とも。
営業時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。3月22日まで。