名古屋の中心を流れる堀川を「ゴンドラ」で-人気の定期運航、今年も開始

堀川を「ゴンドラ」に乗り楽しむ様子

堀川を「ゴンドラ」に乗り楽しむ様子

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 名古屋の中心部を南北に流れる川「堀川」をゴンドラ(船)に乗り、楽しむことができる定期運航が、今年も始まった。運営はNPO法人ゴンドラと堀川水辺を守る会。

 同会は2005年、「水の都・ベネチアのように、ゴンドラを浮かべ楽しめる堀川にしよう」という目的で立ち上げられたNPO法人。ゴンドラは実際にベネチアで使われていたもので、1989年に行われた世界デザイン博覧会で展示した後、名古屋港ポートビルに展示されていた。展示を見た同会事務長の石浦さんが「丘に上がっていても(ゴンドラが)かわいそう。みんなに乗ってもらい楽しんでもらおう」と思い、企画した。15~16年にわたって展示されていたため、すき間だらけだった同船を修復し、復活させたという。

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 定期運航は毎年4月~10月の第3土曜日に行う。納屋橋の乗船所「ぴあ納屋橋」(名古屋市中区栄1)~南に進んだ「錦橋」までの往復15~20分間を楽しむことができる。橋の下をくぐるほか、遊歩道を歩く人たちと手を振り合うなどの楽しみも。ゴンドラには2人掛けのソファ席を設置し、「結婚式や儀式などで使用されるゴージャスな仕様のゴンドラ」。4人まで乗船できる。また、希望者には、岸につないだ状態でのゴンドラをこぐ体験も行う。

 「乗ってみないとわからない」(石浦さん)というその魅力は、「水面は地上より2、3度低いため気持ちよく、ゆらゆらと揺れる『揺らぎの空間』を感じられる。ゆっくりと時間が流れるため、利用客からはぜいたくな時間だったと評判」。ホームページで見つけて東京や、大阪からの利用客も多く、中には東京からの毎年常連客がいるほど。「堀川があることも知らない人もいる。堀川を知って、そこで本物のゴンドラに乗れることを知ってもらえれば」(同)。

 運航時間は11時~16時。料金は500円(小学生300円、乳幼児無料)。