「グラビアアイドルの新境地」を目指し、東京限定で今年4月に創刊したフリーペーパー「GO-GAI(ゴーガイ)」の第2号が7月7日に発行され、同号から名古屋・栄エリアでの配布が開始される。発行はマイステージ(東京都港区)で、名古屋での運営はハセオエンターテイメント(名古屋市中区3)が担当する。
1万部限定で配布される同紙は、今年4月に創刊。発起人の一人でグラビアアイドルの森下悠里さんをモデルに、カメラやアートディレクション、デザイン、構成、ヘアメーク、スタイリングなどグラビア界の一線で活躍するスタッフが中心となって制作されている。都内のカフェやクラブなどで配布を開始した同紙は、すぐに在庫がなくなり、ネットでは値段が付いて取引されているという。
第2号は東京、名古屋、香港、台湾の4都市で配布。ハセオエンターテイメントの福井さんは「世の中にフリーペーパーはたくさんあるが、実際に欲しいと思えるコンテンツはどれくらいあるのか。フリーペーパーが飽和状態の今だからこそ、それ自体に付加価値のあるものでないと資源の無駄になってしまう」とし、「GO-GAIは、各界のクリエーターが作品発表のために集結し作り上げている。これを機にグラビア界にインパクトを与えることができるのでは」と期待を寄せる。
7日に配布が開始される第2号では、モデルに鈴木茜さんを起用。マネキン人形とほぼ同じスタイルを持つ鈴木さんの魅力を最大限に生かし、通常のグラビア誌よりも、よりアート性の高い作品に仕上げた。カメラマンには篠山紀信さんのアシスタントとして腕を磨いて来た若手カメラマンの岡本隆史さんを起用。渋谷を舞台にストーリー性のある写真で構成する。「才能豊かな岡本さんに、実験的な発表の場を持ってもらおうと企画した」と同社社長の長谷川さん。
「GO-GAIは決して男性に向けてのセクシーさを追究した冊子ではないので、ぜひ多くの女性にも見てもらいたい。性別年齢に関係なく感度の高い方に喜んでもらえるのでは」とも。配布は栄の交差点付近で手配りを行なうほか、錦エリアの飲食店などに置く予定。
今後の名古屋では、森下悠里さんがモデルを務めた第1号を9月に配布、10月頃に第3号を配布する予定。来年の2月頃には名古屋のモデルを使った名古屋限定「GO-GAI」を発行予定。