映画「プール」大森美香監督が来名会見-撮影エピソード明かす

映画「プール」の監督を務めた大森美香さん

映画「プール」の監督を務めた大森美香さん

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  9月12日に全国で公開される映画「プール」の大森美香監督がアパホテル名古屋錦(名古屋市中区錦3)で会見を行った。

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 同作は、「デトロイト・メタル・シティ」や「カイジ」などの数々の作品を手がける脚本家であり、近年は演出家としても活動を広げている大森監督の最新作。タイのチェンマイを舞台に、柔らかな風が流れるゲストハウスに集まる5人の6日間の交流を描く。キャストは小林聡美さん、加瀬亮さん、もたいまさこさんの実力派俳優陣のほか、映画初出演となるモデルの伽奈さん、現地のオーディションで選ばれたタイ人のシッティチャイ・コンピラくんの6人。

 舞台となったチェンマイについて、大森監督は「こんなすてきなところで映画を撮りたいと思った」とし、「特に舞台となったプールの周りは空気の流れが違い、不思議な所に来たなと感じた」と振り返る。

 映画の中に登場するタイ料理の数々にもこだわりを見せた大森監督。「台本の中で実際の料理を表現したかったため、フードスタイリストの飯島奈美さんに東京でいくつか料理を作ってもらい、試食もして決めた」という。また、劇中では加瀬亮さん扮(ふん)する「市尾」が派手に転ぶシーンがあるが、「実際にシナリオハンティングで現地入りした際に、迎えに来てくれた人が派手に転んだ。それがあまりにおかしくて脚本に入れた」というエピソードも明かした。

 「わざとらしくならないような撮り方をしたかったため、その日その日で光の位置を見ながら撮り方を変えていった。1シーン1シーン、偶然を切り取っていく作業をしていったが、それらがとてもうまくいった」と紹介した。最後に大森監督は「一緒に食事をすることはとても大切。例え会話がなくても、何かを思って一緒に何かをすることは大切だから」と笑顔で話した。

 名古屋ではミッドランドシネマで9月12日より公開される。

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